ヤマトナガヒラタムシ
Tenomerga yamato Miyatake【 ナガヒラタムシ科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長9.5〜11.0㎜。複眼が比較的小さく、頭幅が前胸背前角よりわずかに狭く、上翅第1列の点刻は52〜53個、第8と第9点刻列の間に短い点刻列をもつことなどで近似のナガヒラタムシと区別される。 |
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分 布 | 県内:松山市(高縄山)。 県外:九州(祖母山、多良岳)。 |
生息状況 選定理由 |
愛媛県ではただ1頭しか採れておらず、評価ができないが、県外でも個体数が極めて少なく、継続的に絶滅の危険を伴っている。一般的に本科の成虫は枯れ木や建物の柱などで見つかり、よく燈火に飛来する。幼虫は腐朽菌に侵された倒木や切株に棲み、朽木を食べる。 |
特記事項 | ナガヒラタムシ科の起源は古く、2億年前(二畳紀下部)とされ、大陸では化石種が多数発見されているが、現生種は少ない。本県にはナガヒラタムシ(広域分布種)とヒメナガヒラタムシ(南予篠山が基準産地、本州にも分布)の本土産2種も分布している。特に本種は学術的に貴重である。 |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博執筆者: 宮武睦夫