トゲアリ
Polyrhachis lamellidens Fr. Smith 【 アリ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 働きアリの体長は7〜8㎜。胸部は赤くかぎ状に曲がった大きな1対の棘を持つ。女王は胸部も黒色。クロオオアリやムネアカオオアリなどの巣に一時的寄生をするが、女王を殺して巣の乗っ取りに成功する確率は非常に低いとされる。しばしばクヌギやコナラの樹皮のすきまや樹液痕周辺にコロニーを作っているのが観察される。 |
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分 布 | 県内:松山市、内子町、大洲市、西予市。 県外:本州、四国、九州、屋久島。 |
生息状況 選定理由 |
県内に広く分布しているが局地的で少ない。クヌギなどの雑木林で見つかることが多い。過去の生息情報が十分でないので具体的な減少要因は定かではないが、初期寄生の相手であるクロオオアリやムネアカオオアリの減少は見られない。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博 執筆者: 酒井雅博