オオミノガ
Eumeta japonica Heylaerts 【 ミノガ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 日本最大のミノガで蓑の長さは40〜50㎜に達する。成虫は6月に羽化する。♂の翅は赤褐色〜赤褐色。第4, 7室には麟粉がなく半透明。♀は翅がなくミノの中で羽化し産卵する。多食性で多くの樹木の害虫として知られている。 |
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分 布 | 県内:ほぼ全域。 県外:本州、四国、九州、対馬、屋久島、沖縄、宮古島、石垣島、西表島;中国大陸。 |
生息状況 選定理由 |
1990年代当初までは街路樹などでごく普通に見られたが、海外から侵入した寄生性天敵であるオオミノガヤドリバエによって駆逐され、生息数は激減した。現在では県内でも散発的に発見されるのみ。 |
特記事項 | 寄生性天敵によって極端に生息数を減じた珍しいケースであるが、長期的に見れば生息数は回復してくると思われる。 |
地方名 | --- |
撮影者:片岡敬一 執筆者: 片岡敬一