ミドリシジミ
Neozephyrus japonicus japonicus (Murray) 【 シジミチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
---
種の特徴 | 前翅長16〜23㎜。翅表は、♂が光沢を帯びた緑色。♀には4つの型があり、県内では黒褐色の地色に青藍斑を持つB型が多い。年1化。成虫は7月上旬〜9月上旬にかけて見られる。♂は午後4〜6時頃に樹上を活発に飛翔する。越冬態は卵。食樹はカバノキ科のヤマハンノキ、ハンノキなどで、樹幹部、小枝、休眠芽基部など様々な部位に産卵される。 |
---|---|
分 布 | 県内:四国中央市、新居浜市、西条市、東温市、松山市、久万高原町、西予市。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸など。 |
生息状況 選定理由 |
食樹ヤマハンノキの生育する標高500〜1300m程度の落葉広葉樹林を中心に生息地が知られている。近年は生息地での個体数の減少が認められる。落葉広葉樹林の伐採と針葉樹の植林による生息地の環境悪化が進んでいると考えられる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:矢野和之 執筆者: 窪田聖一