ホソバセセリ
Isoteinon lamprospilus lamprospilus C. Felder et R. Felder 【 セセリチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 前翅長16〜21㎜。翅裏の地色は黄褐色で、黒で縁取られた銀白紋が目立つ。通常年1化。成虫は6月下旬〜9月上旬にかけて見られ、7月中旬〜下旬が最盛期。雑木林の林縁部や林内の空地などの草地で見られることが多い。飛翔は緩やかで、ウツボグサ、オカトラノオなどの花で吸蜜する。♂は日の当たる葉上に前翅を半開、後翅を全開して占有行動をとる。越冬態は中齢幼虫。食草はイネ科のススキ、オオアブラススキなど。 |
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分 布 | 県内:新居浜市、今治市、松山市、伊予市、八幡浜市、西予市など。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、台湾島、ベトナム。 |
生息状況 選定理由 |
標高50〜1000m程度にかけて分布し、分布の中心は300〜700m程度。県内の広範囲に分布していたが、里山の雑木林の伐採や放置により、本種の生息環境は悪化しており、生息域の縮小傾向が認められる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:窪田聖一 執筆者: 窪田聖一