クロシオガムシ
Horelophopsis hanseni Satô et Yoshitomi 【 ガムシ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 体長1.7㎜程度、体色はほぼ暗褐色で脚と小顎ひげは黄褐色。長楕円形でやや厚みのある体つきである。他の水生のガムシ類とは、体の大きさ、やや厚みのある体つき、細長い体型、体の艶が弱い点等により区別することができる。汽水環境である河口部の砂礫地に生息し、幼虫もそのような環境の砂泥内に見られる(Minoshima et al., 2013)。 |
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分 布 | 県内:大洲市。 県外:本州(中部以西)、四国、九州、琉球列島。 |
生息状況 選定理由 |
肱川の河口で増水後のごみに混じって4個体が採集された(酒井、2005)が、肱川や重信川等の河川河口部におけるその後の調査でも生息を確認できていない。河口は、どの河川でも人的干渉を強く受けており、本種が生息できる良好な砂泥の環境は愛媛県内にほとんど残されていない。 |
特記事項 | 四国では高知県に現存する生息地が知られている。 |
地方名 | --- |
撮影者:吉富博之 執筆者: 吉富博之