コガムシ
Hydrochara affinis (Sharp) 【 ガムシ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
情報不足(DD)
種の特徴 | 体長16〜18㎜。止水性でため池、水田、湿地などに生息し、不安定な水域に突発的に出現する。繁殖は水田で行われ、6〜7月頃には多数の幼虫が見られる。7月中旬頃には新成虫が出現し、成虫は灯火にも飛来する。 |
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分 布 | 県内:四国中央市、西条市、今治市、東温市、松山市、砥部町、西予市。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、モンゴル。 |
生息状況 選定理由 |
かつては普通種であり、県内各地に生息していた水生昆虫である。しかし、ため池の改修やほ場整備、農薬や外灯の普及により、個体群は急激に縮小してしまった。過去と比較して減少率が非常に高く、今後も更なる減少が懸念される。全国的に減少傾向が見られるが、県外では減農薬水田を開始した地域で個体数が回復している事例もある。元々は生命力が強い種類であり、生息環境の改善が求められる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平