コマルケシゲンゴロウ
Hydrovatus acuminatus Motschulsky 【 ゲンゴロウ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 体長2.0〜2.5㎜。体型は卵形で、背面にはやや不明瞭な網状印刻が見られ、光沢が強い。止水性でため池の浅瀬、湿地、水田などに生息し、灯火にも飛来する。同属のマルケシゲンゴロウと類似するため、同定には交尾器を検討することが望ましい。 |
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分 布 | 県内:今治市、伊予市、松山市、鬼北町、松野町、宇和島市、愛南町。 県外:本州(福島県以南)、四国、九州、南西諸島;台湾島、東南アジア、フィリピン、インド、イラン。 |
生息状況 選定理由 |
県内では東予から南予にかけて確認されているが、分布は局地的である。一度に発見される個体数も多くはなく、安定した個体群は限られる。農薬や開発、遷移の進行による生息環境の悪化により、更なる減少が懸念される。 |
特記事項 | 同属のマルケシゲンゴロウと類似するため、同定には注意を要する。 |
地方名 | --- |
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平