オオヒラタアトキリゴミムシ
Parena laesipennis (Bates) 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長11〜12.5㎜。全身黄色味をおびた茶色で、強い光沢をもつ。上翅には条溝はほとんどなく、小点刻列があるのみである。低山帯の樹葉上で生活し、ガの幼虫などを捕食している。灯火に誘引されることがある。 |
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分 布 | 県内:松山市、久万高原町など。 県外:北海道、本州、四国、九州、琉球。 |
生息状況 選定理由 |
代表的な里山性の昆虫で、かつては最も普通の樹上性アトキリゴミムシであったが、近年減少している。里山林の宅地化などによる伐採、管理放棄、果樹園、シキミ園、茶畑などへの転換による生態系の変化などによって、里山環境における昆虫相全体の衰弱化が起こっており、このことが減少要因と思われる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博 執筆者: 酒井雅博、岡野良祐