チャバネクビナガゴミムシ
Odacantha aegrota (Bates) 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長6〜6.5㎜。細長く平滑な体型をしている種。頭部と前胸背板は黒色で光沢がある。前胸背板は前縁付近に点刻がある。上翅は黄褐色で、点刻は翅端に向かうにしたがい浅くなる。平地から丘陵地のヨシやガマなどが浅瀬に生えている河川や池沼に生息する。水面から出たヨシの茎を歩いている様子がしばしば観察されており、枯れた茎の中空部で生活していると考えられている。灯火にも飛来する。 |
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分 布 | 県内:四国中央市、松山市、伊予市、宇和島市、愛南町。 県外:北海道、本州、四国、九州;シベリア東部、中国北東部。 |
生息状況 選定理由 |
ヨシ原に普通に見られた種類であり、現在でもある程度の規模で残っていれば生息しているが、ヨシなどの抽水植物が浅瀬に繁茂するような河川やため池の多くは、保安上の理由から整備工事や改修工事が進められており、生息環境は減少の一途をたどっている。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:武智礼央 執筆者: 武智礼央、酒井雅博