ベニイトトンボ
Ceriagrion nipponicum Asahina 【 イトトンボ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 腹長♂28.20〜31.50㎜、♀31.10〜33.60㎜、後翅長♂17.30〜19.10㎜、♀20.00〜21.80㎜。体型は同属のキイトトンボに似て太身。♂は鮮やかな朱赤色、♀はややくすんだ黄褐色。5月中旬から10月中旬に出現し、低地の抽水植物や浮葉植物などが繁茂した池沼に生息する。 |
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分 布 | 県内:上島町、赤穂根島、今治市、松山市、中島、興居島、八幡浜市。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸。 |
生息状況 選定理由 |
県内からは2000年に八幡浜市(旧保内町)から初記録された。その後、瀬戸内の島嶼部を中心に相次いで見つかる。県内では北から南へと分布を広げているようであるが、南部からはまだ記録されていない。 |
特記事項 | 県外では、同属のリュウキュウベニイトトンボが水草に随伴することで本来生息していない地域で発見されており、県内においても同定には注意を要する。 |
地方名 | --- |
撮影者:武智礼央 執筆者: 久松定智、武智礼央