アジアイトトンボ
Ischnura asiatica (Brauer) 【 イトトンボ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 腹長♂20.20〜23.70㎜、♀20.40〜24.80㎜、後翅長♂13.00〜14.20㎜、♀14.10〜17.50㎜。♂の体色は胸部が緑色、腹部第8節背面は黒色で第9節は全体が青色。♀の体色は未熟なうちは朱色であるが、成熟するとくすんだ緑色となり、また腹部第1節背面には黒条がある。同属のアオモンイトトンボに類似するが、本種の方が一回り小型。♀の腹部第1節背面が黒いことからもアオモンイトトンボと区別できる。4月上旬から11月下旬に出現し、平地から山地の、挺水植物の繁茂する池沼や湿地、水田などに生息する。 |
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分 布 | 県内:四国中央市、新居浜市、西条市、上島町、今治市、松山市、東温市、久万高原町、砥部町、伊予市、内子町、大洲市、伊方町、西予市、宇和島市、鬼北町、松野町、愛南町。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、台湾島、中国大陸、ロシア。 |
生息状況 選定理由 |
近年特に中予地方で激減している。水田やため池といった生息地の環境悪化のほか、似通った環境に棲んでいるアオモンイトトンボとの競合に敗れたためと考えられる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:高橋士朗 執筆者: 久松定智、武智礼央