マツヤマハネナシナガクチキ
Nipponomarolia matsuyamensis Miyatake 【 ナガクチキムシ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長は3.5〜6.3㎜程度。体は茶褐色で円筒状。頭部は背面からわずかに見え、複眼は小さい。前胸背板は上翅の約2/5の長さで、中央付近で側方に膨らむ。後翅が退化しているために、地理的変異がみられる。 |
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分 布 | 県内:今治市、松山市。 県外:四国(香川県)。 |
生息状況 選定理由 |
標高約300mまでの低山帯に生息し、海岸部から遠い内陸部では発見されない。冬季(12〜3月)に出現し、林床の落枝をふるうことにより採集される。里山環境の指標的存在である。基準産地の松山市杉立町では少ないながらも毎年発生が見られる。 |
特記事項 | 四国固有種。1976年に松山市杉立(基準産地)で枯れたスギの樹皮下の蛹室から得られた1頭をもとに記載された。 |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博執筆者: 石川春子、酒井雅博