イトウフトアブ
Glutops itoi (Nagatomi)【 フトシギアブ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長、翅長とも8㎜内外。体は黒く、黒色毛を密生する。♀では灰色粉で覆われ、胸部背面に小字形の灰黒色紋がある。腹部第1〜3節には各1対の灰色粉で覆われた側紋がある。成虫は5〜6月に現れる。 |
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分 布 | 県内:石鎚山、面河渓、小田深山。 県外:日本各地、千島列島。 |
生息状況 選定理由 |
山地樹林内の渓流周辺に見られるが、個体数は多くない。生態はまだ不明であるが、生息地の現状が維持されれば絶滅にいたることはないと思われる。 |
特記事項 | 日本固有種で、基準産地は面河渓である。はじめは新属Tamayuraが設けられ、イトウタマユラアブと呼ばれた。 |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博執筆者: 宮武睦夫