エゾトラカミキリ
Cyrtophorus rosti (Pic) 【 カミキリムシ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長6〜9㎜。体は黒色で、灰白色〜黄白色の微毛による境界の不明瞭な紋を持つ。上翅に3本の黒色帯があり、前方の2本は弧状。触角は♂で上翅端にとどき、第3節の内端は刺状に、第4節は歯状に突出する。成虫は4〜7月に出現し、カエデ類やミズキなどの花上に集まる。 |
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分 布 | 県内:石鎚山系、小田深山。 県外:北海道、本州、四国、九州。 |
生息状況 選定理由 |
幼虫はセンノキやサワグルミの生木の樹皮下を食害することが知られているが、県下での分布は局所的で、いずれも生息地でも個体数は少ない。良好な森林環境の減少によって生息基盤が失われる恐れがある。 |
特記事項 | 奈良県春日山には、斑紋の特徴が異なる別亜種が生息する。 |
地方名 | --- |
撮影者:田辺秀男執筆者: 山迫淳介