エサキアメンボ
Limnoporus esakii (Miyamoto)【 アメンボ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 7.9〜10.5㎜。長翅型のみが出現する。閉鎖的な水面を好み、抽水植物の多いため池やワンドに生息する。産卵は水面付近の植物の表面に行い、1回に20個程度の卵を産みつける。幼虫は自然下では7〜11月頃まで確認されており、冬季には陸地の植物の隙間で越冬する。 |
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分 布 | 県内:四国中央市、西条市、赤穂根島、松山市、今治市、西予市、宇和島市。 県外:北海道、本州、四国、九州、対馬;朝鮮半島、中国大陸。 |
生息状況 選定理由 |
松山市の1カ所でのみ生息が確認されていたが、その後の調査により、東予から南予に渡る広範囲に生息していることが判明した。しかし、本種の好む閉鎖水面の多い止水域は少ないため、分布は局地的である。抽水植物群落は開発や遷移により環境が悪化しやすく、個体群の縮小が懸念される。 |
特記事項 | 『愛媛県版レッドデータブック2003』時点の既知産地は松山市から1カ所のみであったが、その後県内に広く生息していることが確認されたことからランクを変更した。 |
地方名 | --- |
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平、武智礼央