ヒメホソクビゴミムシ
Brachinus incomptus Bates 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
---
種の特徴 | 体長5.5〜8㎜。上翅は青みを帯びず、光沢は鈍く、条溝は不明瞭、一面に黄褐色の軟毛がある。同属のコホソクビゴミムシが渓流の水際に棲むのに対し、本種は低地の河川敷や水田地帯などで見られる。他のクビボソゴミムシ亜科の種と同様外敵から攻撃を受けると、腹端から爆発音とともにガス状の噴出物を出す。なお、本亜科の幼虫は、他の昆虫の卵塊や蛹に寄生して成長するとされており、本種もそのような特徴があると考えられるが、今のところ宿主は未知である。 |
---|---|
分 布 | 県内:大洲市、宇和島市。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、ロシア。 |
生息状況 選定理由 |
県内の記録は少ないが、アオヘリアオゴミムシやオオサカアオゴミムシなどと同様の湿地環境に生息する。河川改修や水田のほ場整備、乾田化、宅地化、道路工事などにより生息範囲が著しく狭められたと考えられる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:武智礼央 執筆者: 武智礼央、酒井雅博