コキベリアオゴミムシ
Chlaenius circumdatus Brullé 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長12.5〜15㎜。頭、胸部背面に赤〜緑銅色の光沢がある。前胸背板はまるく隆まり、側縁は波曲して基部でやや平行、基部凹陥は深く線状となる。上翅の条溝は明瞭で、日本産では通常第7条溝から外側が黄色である。平地から丘陵地の水田や休耕田など湿潤で開けた環境を好む。 |
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分 布 | 県内:今治市(大三島)、松山市。 県外:本州、四国、九州、琉球;朝鮮半島、中国大陸、台湾島、東南アジア。 |
生息状況 選定理由 |
県内での記録は少ないが、 1950年代までは、松山市において灯火に飛来した個体が得られている。かつては県内に広く分布していたと考えられるが、現在知られている確実な産地は大三島の水田地帯のみである。本種と共に、近年多くの湿地性ゴミムシが激減しており、ほ場整備や乾田化などの農業形態の変化や、宅地化、道路整備などの開発が主な減少要因として挙げられる。県外においてもいくつかの自治体がレッドリストに掲載している。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:武智礼央 執筆者: 武智礼央、酒井雅博