テングナガゴミムシ
Pterostichus (Paralianoe) carsticus Kasahara et Y. Ito 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長18〜21㎜。種の特徴となる♂の腹端節後方が幅広く横長に深く凹み、その先端縁が不相称に湾入して、小突起を有する。ツルギヤマナガゴミムシやシワムネオオナガゴミムシと近縁であるが、比較的小型で、腹端節の構造以外に、前胸背板に横皺がほとんどないことからも区別できる。 |
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分 布 | 県内:四国カルスト(天狗高原)。 県外:四国(高知県)。 |
生息状況 選定理由 |
四国カルストのブナ帯の林床に生息しているが生息個体数は少なく、分布域も狭い。四国カルスト一帯のブナの天然林は伐採によってごく一部にしか残っておらず、 残された林は本種のみならず多くの温帯性動植物のきわめて重要な生息場所となっており、厳重に保全する必要がある。 |
特記事項 | 最近、久万高原町の皿ヶ嶺からも発見された情報がある。 |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博 執筆者: 岡野良祐、酒井雅博