ハリサシガメ
Acanthaspis cincticrus Stål 【 サシガメ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 体長14.5〜16㎜。体は黒色で前翅に乳白色の斑紋をもつ。ススキやチガヤなど草のまばらに生えた荒地に生息し、地表でアリなどを捕食する。幼虫はカムフラージュのためアリの死骸やゴミを背中に背負い、近づいてきたアリを襲うという特異な生態をもつ。 |
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分 布 | 県内:松山市道後、睦月島、東温市、久万高原町、愛南町。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、インド、ミャンマー。 |
生息状況 選定理由 |
県内の分布は局所的であり、既知生息地の草地や荒れ地では遷移の進行が見られる。本種の生息には、幼虫の餌となる様々なサイズのアリが生息できる草地が必要と考えられるが、そのような里山環境の減少および分断が進んでいるため、本種の生息環境は限られると考えられる。 |
特記事項 | --- |
地方名 | --- |
撮影者:矢野真志 執筆者: 矢野真志