メスグロヒョウモン
Damora sagana liane (Fruhstorfer) 【 タテハチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 前翅長30〜40㎜。翅表は♂が橙色と黒色のヒョウモン柄模様、♀は青みがかった黒色に白斑がある。年1化。成虫は5月下旬から出現し、クリ、ウツギなどで吸蜜する。盛夏には夏眠し、秋になって再び現れる。越冬態は1齢幼虫。食草はスミレ科のタチツボスミレなど。 |
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分 布 | 県内:今治市、東温市、松山市、久万高原町、大洲市、鬼北町など。 県外:北海道、本州、四国、九州;ヒマラヤ、朝鮮半島、中国大陸。 |
生息状況 選定理由 |
丘陵地から山地帯にかけて広く分布していたが、近年は分布域が縮小し、都市部周辺の丘陵地では見られなくなった。現在も確実にみられるのは芸予諸島など一部になっている。雑木林やクリ園など、食草の生育する環境の手入れが行われなくなり、食草が減少したことが大きな原因と思われる。 |
特記事項 | 1化性のヒョウモンチョウ類は、絶滅したとされるオオウラギンヒョウモンを始めとして個体数が減少している種が多く、憂慮される。 |
地方名 | --- |
撮影者:有田忠弘 執筆者: 窪田聖一