ミヤマカラスシジミ
Strymonidia mera (Janson)【 シジミチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 前翅長14〜21㎜。カラスシジミに似るが、本種は後翅裏面中央の白線が外縁とほぼ平行に走る。年1化。成虫は7月中旬〜9月中旬にかけて見られ、標高1200m程度では8月上中旬が最盛期。樹林内の空地や林縁部に見られ、ヒヨドリバナ、ヒメジョオンなどの花で吸蜜する。♂は午後に活発に飛翔する。越冬態は卵。食樹はクロウメモドキ科のコバノクロウメモドキで、小枝の分岐部などに産卵される。 |
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分 布 | 県内:西条市、東温市、久万高原町、西予市。 県外:北海道、本州、四国、九州。 |
生息状況 選定理由 |
標高600〜1400m程度の落葉広葉樹林に生息するが、生息地は局地的で、林道建設や林道の舗装、自然林の伐採などで個体数は減少している。かつての多産地であった四国カルストにおいても、林道が舗装されて以降、確認される個体数が激減している。 |
特記事項 | 日本固有種。 |
地方名 | --- |
撮影者:藤井康隆 執筆者: 窪田聖一