オオズウミハネカクシ
Liparocephalus tokunagai Sakaguchi 【 ハネカクシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
種の特徴 | 体長4.5〜6.5㎜、茶褐色で腹部中央部は暗色。♂は体長の4分の1に達する大きな頭部をもち、大あごも発達している。対照的に前胸背板と上翅は小さい。♀の頭部は♂ほどは大きくない。潮間帯の岩上に棲み、干潮時にホンダワラやフクロノリの生える粗い岩の表面を徘徊して、トビムシなどを捕食する。 |
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分 布 | 県内:松山市、大洲市(長浜町)、宇和島市(津島町)。 県外:本州、九州。 |
生息状況 選定理由 |
松山市周辺の海岸の岩礁地帯では局所的であるが安定的に生息している。大洲市長浜町や宇和島市津島町の既知産地での最近の生息情報はない。潮間帯の昆虫は開発や、環境汚染の影響を受けやすく、特に油類の流失では致命的な打撃を受けかねないので注意が必要である。 |
特記事項 | 同じ環境に同様の生活形を持つハネカクシが数種生息している。 |
地方名 | --- |
撮影者:片山雄史 執筆者: 酒井雅博