タンボオカメコオロギ
Loxoblemmus aomoriensis Shiraki【 コオロギ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長は♂♀ともに9〜13㎜。形態は近縁のハラオカメコオロギやモリオカメコオロギに似る。体は全体的に黒褐色で、下面は淡赤褐色。おもに湿った草地に生息し、北日本では普通。8〜10月にかけて成虫が見られる。ハラオカメコオロギよりもゆっくりとしたテンポで、「リッリッリッリッ…」と鳴く。 |
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分 布 | 県内:久万高原町(黒森峠、日野浦、地芳峠)、西予市大野ヶ原。 県外:北海道、本州、四国、九州。 |
生息状況 選定理由 |
県内では比較的高標高地にある草原にのみ生息する。分布は局地的であるが、生息密度は低くない。しかし、生息地の草原の環境が開発もしくは放棄により変化すれば、個体数が激減する可能性が高いと考えられ、現に黒森峠では近年見られなくなった。 |
特記事項 | 日本固有種。 |
地方名 | --- |
撮影者:小川次郎 執筆者: 小川次郎