イシヅチオサムシ
Carabus tosanus ishizuchianus (Nakane)【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長22〜29㎜。体は細形で、背面は鈍い金銅色を呈し、時に側縁にかけてやや緑色を帯びる個体(基準標本)もある。新成虫は8月頃出現するが、やがて朽木や崖土に潜って越冬し、5月下旬に出現して生殖活動を始める。 |
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分 布 | 県内:石鎚山系(高知県側を含む)、赤石山系。 県外:− |
生息状況 選定理由 |
堂ヶ森から東赤石山にかけて、四国山脈のほぼ1200m以上の高所の森林内に生息し、その下部域に棲む原名亜種のトサオサムシとすみ分けている。現在の生息域の大部分は保全地域であるが、石鎚スカイライン、瓶ヶ森林道などの舗装道が整備されていて、通行車両も多いため、轢死するものや、側溝や枡に落ち込んだまま死ぬ個体も多い。 |
特記事項 | 愛媛県固有亜種。 |
地方名 | --- |
撮影者:田辺秀男執筆者: 久松定成、岡野良祐