セアカオサムシ
Carabus (Hemicarabus) tuberculosus Dejean et Boisduval 【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 体長16〜22㎜。小形のオサムシで広い分布域をもつ種。胸背板は赤銅色、上翅に瘤状の隆線をもち、側縁は金緑色〜赤銅色の光沢がある。オープンランドに生息し、森林内には入ることはない。北海道や本州では河川敷などでも見られる。ミミズや小昆虫を捕食していると考えられる。 |
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分 布 | 県内:四国中央市、久万高原町、西予市。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、シベリア。 |
生息状況 選定理由 |
いわゆるオサムシの仲間では例外的に広い分布域をもち、四国でも山地帯に広く生息するが裸地環境が必要なので局地的である。裸地の維持には家畜の放牧も含め、基本的には人手による管理が必要であり、そのための道路整備によって、道路側溝や側溝枡に落ち込んで溺死する個体がかなりいる。 |
特記事項 | 過去に皿ヶ嶺の竜神平から記録があるが、今は絶滅したと思われる。 |
地方名 | --- |
撮影者:酒井雅博執筆者: 酒井雅博、岡野良祐