ヤマトマダラバッタ
Epacromius japonicus (Shiraki) 【 バッタ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
---
種の特徴 | 体長は♂27〜30㎜、♀37〜38㎜(翅端まで)。体色は淡褐色で、黒褐色や茶褐色の模様がある。生息する砂浜の砂の色に似る。後翅の基部は淡青色。後腿節には3本の黒帯があり、先端も黒い。後脛節は白っぽく、1本の藍色の細い帯がある。海岸の砂浜にのみ生息する。成虫期は7〜10月。 |
---|---|
分 布 | 県内:重信川河口、松山市(吉田浜、中島本島)、今治市(織田ヶ浜、唐子浜、桜井、大三島)、西条市河原津。 県外:本州、四国、九州。 |
生息状況 選定理由 |
県内において、重信川河口や吉田浜、中島本島では絶滅しているが、今治市の海岸では現在も生息が確認されている。海岸線の開発の影響を強く受けているものと思われる。本種の生息に適した環境の残る地域はほとんど残っておらず、現在生息が確認されている砂浜は特に保全する必要がある。 |
特記事項 | 日本固有種。 |
地方名 | --- |
撮影者:田辺秀男執筆者: 小川次郎