チャマダラセセリ
Pyrgus maculatus maculatus (Bremer et Grey) 【 セセリチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
種の特徴 | 前翅長12〜16㎜。翅表は黒褐色で、白斑が散在する。年2化。成虫は3月中旬〜5月中旬、7月上旬〜8月中旬に出現し、地表近くを敏捷に飛び、ミツバツチグリなどの花で吸蜜する。越冬態は蛹。食草はバラ科のミツバツチグリ、キジムシロなど。 |
---|---|
分 布 | 県内:今治市、東温市、松山市、砥部町、久万高原町、大洲市、西予市。 県外:北海道、本州、四国;朝鮮半島、中国大陸、シベリアなど。 |
生息状況 選定理由 |
県内では中予を中心に産地が点在し、松山市の石手川上流域が最後の生息地であったが、2003年の記録を最後に途絶えている。クリ園の放置、針葉樹の植林、シキミの植樹などにより、食草の生育する日当たりのよい草地が減少したことが大きな原因と考えられる。またわずかに残った生息地でも、採集圧が影響したと考えられる。 |
特記事項 | 四国では高知県、徳島県にも生息していたが、愛媛県より先に記録が途絶えている。 |
地方名 | --- |
撮影者:窪田聖一 執筆者: 窪田聖一