セスジイトトンボ
Paracercion hieroglyphicum (Brauer) 【 イトトンボ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 腹長♂22.80〜27.30㎜、♀26.50〜29.70㎜、後翅長♂14.20〜18.50㎜、♀17.70〜22.20㎜。♂の体色は鮮やかな水色、♀は黄緑色だが、淡青色をした個体もいる。♂♀ともに胸の黒条は通常2本に分かれる。眼後紋は三角形、後頭条はある個体が多い。♂尾部付属器は上から見ると八の字状に開いて先端が尖る。♀の前胸前縁は直線的。4月下旬から10月中旬に出現し、植生が豊かで緩やかな流れに生息するが、ため池や湖など止水域にも生息する。 |
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分 布 | 県内:新居浜市、今治市、大三島、松山市、久万高原町、砥部町、内子町、西予市、宇和島市。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、ロシア。 |
生息状況 選定理由 |
以前から県内では記録の少ない種であったが、アオコの発生や河川、ため池の改修などにより、多くの産地で見られなくなった。本種が安定的に生息しているのは県内で1ヶ所のみ。 |
特記事項 | 県内では年2化で、春に発生する個体は夏に出現する個体よりも大型。 |
地方名 | --- |
撮影者:高橋士朗 執筆者: 久松定智、武智礼央