オオハム
Gavia arctica viridigularis【 アビ科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 全長58〜73㎝。雌雄同色。冬羽の上面は黒褐色で白斑はなく、下面は白色。よく似ているシロエリオオハムとは、後脇に白斑があることで識別できる。 |
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分 布 | 県内:各地の沿岸海域に渡来し、時に河口や湾内、池沼に入ることもある。 県外:北海道から九州で越冬。国外では中国大陸北東部で繁殖し、太平洋北西部沿岸で越冬。 |
生息状況 選定理由 |
県内には冬鳥として渡来し、特に春の渡りの時期には、大洲市(旧長浜町)から伊予市(旧双海町)の沿岸で数羽がシロエリオオハムの群れに混じって観察される。海上に生息するため個体数の情報が少なく、情報不足とした。瀬戸内海は航行する船舶が多く、油の流出の恐れがある。餌となるイカナゴなどの魚類は減少しているとされ、越冬のための環境は安定していない。 |
特記事項 | 1990年代以前はオオハムとシロエリオオハムが識別できていなかったため、オオハム類として記録されている場合が多い。 |
地方名 | --- |
撮影者:十亀茂樹執筆者: ---