サシバ
Butastur indicus【 タカ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 | 全長雄47㎝、雌51㎝。翼開長105〜115㎝。カラスとほぼ同大であるが翼は細長い。上面は赤褐色、胸は褐色で腹には褐色の横斑がある。「キンミー」とよく鳴く。餌は爬虫類、両生類、昆虫類、小型哺乳類など。 |
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分 布 | 県内:平地や山間部の林に広く生息。 県外:本州から九州で繁殖し、南西諸島で越冬。国外では朝鮮半島、中国大陸北東部で繁殖し、東南アジアで越冬。 |
生息状況 選定理由 |
夏鳥として3月下旬以降に渡来し、平地や低山の林で繁殖する。9月中旬以降に越冬地である東南アジア方面へ渡りをする。本州中部や四国、九州の太平洋側には大規模な渡り経路が存在する。由良半島や高茂岬では、秋期に2万羽以上の渡り個体が通過する。近年、繁殖個体の減少が著しく、営巣を確認できる事例が極端に少なくなった。アカマツ林の減少やスギ・ヒノキ植林地の拡大で営巣に適した森林が消失。また、餌となるカエルやヘビ、トカゲなどの減少もある。おもな越冬地である東南アジアの生息環境悪化も懸念される。 |
特記事項 | 繁殖個体群の生息状況によりカテゴリーを評価した。 |
地方名 | --- |
撮影者:秋山勁三執筆者: ---