ハチクマ
Pernis apivorus orientalis【 タカ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
種の特徴 | 全長雄57㎝、雌61㎝。翼開長121〜135㎝。トビよりやや小型。上面は褐色から暗褐色で下面は白、茶、黒色とこれらの中間色など変異が多い。種名はハチの幼虫や蛹を好んで捕食することに由来するが、餌は昆虫類が多く、カエルやトカゲなども捕る。 |
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分 布 | 県内:低山から亜高山帯まで広く分布する。 県外:北海道から四国で繁殖。国外では朝鮮半島、中国大陸北東部で繁殖し、東南アジアで越冬。 |
生息状況 選定理由 |
5月上旬以降に夏鳥として渡来し繁殖する。四国と九州での繁殖記録は少ない。繁殖期の主要な餌となるハチの巣(幼虫)が少ない影響か、生息数は少ない。自然林や広葉樹林の減少、スギ・ヒノキ植林地の拡大などが餌や繁殖環境を減少させた。瀬戸内沿いと四国南部に渡り経路が存在する。秋期には佐田岬半島で約1200羽、由良半島や高茂岬では約1000羽が渡る。 |
特記事項 | 繁殖個体群の生息状況によりカテゴリーを評価した。 |
地方名 | --- |
撮影者:桑原文典執筆者: ---