コルリ
Luscinia cyane bochaiensis 【 ヒタキ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 全長14㎝。雄の上面は暗青色、雌ではオリーブ褐色。体下面は白い。「チッチッチッ」という前奏のあと、コマドリに似た「チージョイジョイジョイ」などの声でさえずる。ブナ林の林床にササが茂るような環境を好む。 |
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分 布 | 県内:天狗高原、石鎚山系〜赤石山系などの山地。 県外:北海道から四国で繁殖。国外では中国大陸北東部から朝鮮半島北部で繁殖し、東南アジアで越冬。 |
生息状況 選定理由 |
県内では標高の高い限られた地域にのみ夏鳥として渡来し繁殖する。繁殖地の環境の人為的な改変の恐れは少ないが、繁殖地が限定的。生息域でニホンジカが増加しつつあり、林内の下層植生が食べつくされてしまうと繁殖地として適さなくなる可能性が高い。渡りの時期には佐田岬半島や高縄山など広い地域で記録されている。 |
特記事項 | 繁殖個体群の生息状況によりカテゴリーを評価した。 |
地方名 | --- |
撮影者:桑原文典執筆者: ---