カンムリウミスズメ
Synthliboramphus wumizusume【 ウミスズメ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)

種の特徴 | 全長24〜26㎝。雌雄同色。体の上面は青灰色で下面は白色。顔は黒く、目の上から後頭にかけて白い。嘴は青灰色でウミスズメよりも長い。繁殖期には黒色の冠羽がある。 |
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分 布 | 県内:宇和海・瀬戸内海の海上。 県外:日本近海と韓国南部の島しょ部で繁殖し、その周辺の海上で越冬。 |
生息状況 選定理由 |
海上に生息し、離島や岩礁で繁殖する種のため個体数の変化や生息状況については不明な点が多い。宇和海・瀬戸内海ともに、繁殖期と越冬期それぞれの観察記録がある。宇和海では5月に幼鳥が確認されているほか、繁殖期に瀬戸内海で家族群が観察されており、県内において繁殖している可能性がある。近隣では、高知県の足摺地域の島しょ部および宮崎県枇榔島に繁殖地がある。伊豆諸島などでは減少しているとされる。繁殖地ではカラス類やドブネズミによる捕食、海上では刺し網漁での混獲や油汚染などによる影響が懸念される。 |
特記事項 | 国の天然記念物。 |
地方名 | --- |
撮影者:長野時彦執筆者: ---
