ブッポウソウ
Eurystomus orientalis calonyx【 ブッポウソウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
種の特徴 | 全長29.5㎝。体は全体的に青緑色で、頭部は黒色味を帯び、翼には白斑がある。嘴と脚は赤い。「ゲッゲッ」と鳴く。しなやかに飛翔し、大型の昆虫類を捕食する。大木の樹洞や橋桁の隙間などに営巣する。 |
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分 布 | 県内:金砂湖周辺、面河渓谷、鹿野川湖、野村ダム周辺などごく限られた地域。 県外:本州から九州で繁殖。国外ではヒマラヤからロシア沿海地方、朝鮮半島で繁殖し、インドや東南アジアで越冬。 |
生息状況 選定理由 |
夏鳥として渡来する。かつては金砂湖や鹿野川湖に定期的に渡来し、鋼鉄製の橋梁の穴などで繁殖していたが、近年は確認できない。営巣に必要な大木の樹洞の減少がもっとも大きな個体数減少の要因と考えられる。越冬地である東南アジアの森林環境の悪化も影響しているといわれている。最近、巣箱の設置による個体数回復の試みが県内においてもなされ始めた。 |
特記事項 | 繁殖個体群の生息状況によりカテゴリーを評価した。 |
地方名 | --- |
撮影者:山本武彦執筆者: ---