スナメリ
Neophocaena phocaenoides 【 ネズミイルカ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 全長120〜190㎝、体重30〜45㎏。小型の歯クジラの一種で体色は薄灰色。頭が丸く、くちばしや背びれがない。沿岸部に分布し、浅い砂底の海域に生息する。小型魚類・軟体動物・甲殻類などを食べる。 |
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分 布 | 県内:瀬戸内海。 県外:仙台湾〜東京湾、三河湾、伊勢湾、瀬戸内海、響灘、玄界灘、有明海、大村湾、橘湾。 |
生息状況 選定理由 |
スナメリは、瀬戸内海において食物連鎖の最上位に位置する生物のひとつである。近年、瀬戸内海で海砂利採取が全面禁止となったことから、環境や生物資源の回復、ひいてはスナメリの個体群の回復が期待されているが、かつての漁業の混獲・海上交通の増加・水質の悪化などの生息環境の悪化によって個体数は減少しているといわれており、絶滅が危惧される。 |
特記事項 | 水産庁カテゴリーでは希少種。 |
地方名 | なめ・なめそ |
撮影者:愛媛自然誌研究会写真提供 執筆者: 宮本大右