ニホンカモシカ
Capricornis crispus Te㎜inck 【 ウシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅(EX)
環境省カテゴリー
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種の特徴 | 頭胴長70〜85㎝、体重30〜45㎏。雌雄ともに、黒い円すい形の角を持ち、加齢とともに伸長し、毎年角輪ができる。両性ともに眼下部に大きな臭腺をもち、加齢とともに大きくなる。四国の個体は、東北地方などの個体と比べて小型で毛色が黒いなど、形態・生態的にも違いのある特殊な地域個体群と思われる。 |
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分 布 | 県内:石鎚山系。 県外:本州、四国、九州。 |
生息状況 選定理由 |
かつては石鎚山系に生息していた。県内の確実な記録は、愛媛県総合科学博物館にある戦後まもなく高瀑方面で捕まった毛皮である。また、本県に隣接する地域でも昭和35年か36年高知県いの町 (旧本川村) の国有林で捕られた毛皮が最後の記録とされる。その後聞き取り調査による記述や目撃情報はあるが、確実な記録は得られていない。前述の記録から50年以上を経ており県内絶滅と評価された。 |
特記事項 | 日本固有種、国指定特別天然記念物。 |
地方名 | にく・くらしし |
撮影者:愛媛県総合科学博物館所蔵・写真提供 執筆者: 宮本大右