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犬や猫から人へ感染するSFTSについて
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
重症熱性血小板減少症候群(SFTS:Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)は、主にウイルスを保有しているマダニに人や動物が咬まれることにより感染する感染症です。6~14日の潜伏期ののち、発熱や消化器症状(嘔吐、腹痛、下痢、下血など)を主な症状とし、致死率は10~30%程度と言われています。
犬や猫から人への感染事例について
犬や猫がSFTSに感染したという事例は全国で報告されており、中には犬猫から飼い主や獣医療関係者に感染した事例もあります。
マダニ対策をしましょう
普段からマダニに咬まれないよう飼い主もペットもマダニ対策を心がけてください。
(1)散歩の際に山や草むらに入る場合は、長そで、長スボンを着用するなど肌の露出をさけましょう。
(2)帰宅した際に、飼い主もペットもマダニが付着してないかチェックしましょう。
(3)もし、マダニに咬まれていた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(ペットは動物病院)を受診しましょう。
(4)ペットへのマダニの付着を防止するため、定期的に駆虫薬などで予防しましょう。
(5)SFTSを含めた動物由来感染症の感染を防止するため、ペットとの過剰な触れ合いは控えましょう。
犬についたマダニ
マダニ(吸血し膨らんでいる)
※SFTSに関する詳細はこちら
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の注意喚起について(健康増進課)
- 厚生労働省ホームページ<外部リンク>
- 国立感染症研究所ホームページ<外部リンク>