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食物アレルギー
食物アレルギーとは
食物を摂取することにより、
- じんま疹・湿疹などの皮膚症状
- 下痢・嘔吐・腹痛等の消化器症状
- 唇の腫れ、まぶたの腫れなどの鼻腔・眼粘膜症状
- 咳、呼吸困難などの呼吸器症状
など、体に不利益な症状が起こる疾患です。(食中毒や食べ物そのものによる作用(乳糖不耐症など)を除きます)
重症の場合、食物を摂取してから数分~30分以内に、アナフィラキシーショック(全身発赤、呼吸困難、血圧低下、意識消失などの症状)が起こり、対応が遅れると死に至る場合もあります。
人によって、原因物質や反応を引き起こす量が異なります。また同一人であっても、体調によってその反応が変わります。
食物アレルギーかな?と思ったら
食物アレルギーに詳しい医師の診察を受けましょう。
医療機関については、えひめ医療情報ネット(愛媛県広域災害・救急医療情報システム)<外部リンク>をご覧ください。
食物アレルギーの診断方法・治療方法
- 血液検査や皮膚テストなどのアレルゲン(アレルギー物質)検査をします。問診や食事日誌からアレルギー物質を推定し、食物除去実験や食物誘発実験をし、確定診断が下ります。
- 治療の基本は、原因となるアレルゲンを摂取しないことです。薬物療法が併用される場合もあります。
加工食品の原材料を詳しく知りたい場合は
各食品製造会社、販売会社のお客様相談室または、アレルギー専門窓口へ聞いてみましょう。
- 自分のアレルギーについて説明しましょう。
- 問い合わせの前に、質問内容を書き出してメモしておきましょう。
一括で表示されている場合(アレルゲンが、原材料名の最後にまとめて書かれている場合)
「最後にカッコ書きされているものは、どの原材料につかわれていますか?量によっては食べることができますので、どのくらいの量を使っているか教えて下さい」など。
個別で表示されている場合(個々の原材料ごとに、アレルゲンが書かれている場合)
「アレルギー表示を省略している原材料がありましたら、教えて下さい」など
混入の可能性を知りたい場合
「微量でも症状が出ますので、同じ製造ライン(機械・器具など)で他にどのようなものを作っているかを教えてください」など
発症した後で、原因物質を探したい場合
「アレルギー症状が起きてしまったのですが、原因がわからないので、原材料や使用量について詳しく教えて下さい」など
- 問い合わせ窓口に原材料や製造工程などに関する資料が準備されているとは限りませんので、質問に対する情報がすぐ得られない場合もあります。
- 折り返し、または後日でも詳しい情報を入手したい場合は、こちらの連絡先も伝えましょう。回答を文書で欲しい場合には、その旨も伝えましょう。
食物アレルギーについて(消費者庁)<外部リンク>