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第4回松山市緑町土砂災害対策技術検討委員会の開催結果について
1.日時
令和6年12月23日(月曜日)14時00分~16時20分
2.場所
愛媛県中予地方局7階大会議室
3.議事概要
(1)第3回検討委員会における委員の意見等
1)委員からの意見一覧
2)第3回委員会の確認事項及び第4回委員会における課題の整理
3)その他:報告事項
(2)土砂流出の発生機構と素因・誘因について
1)第3回検討委員会までの基本事項の整理
2)地下水解析等を踏まえた土砂流出(斜面崩壊)発生機構の検証
3)流出土砂の移動速度等を踏まえた土砂の流下機構の検証
4)トレンチ調査等を踏まえた緊急車両用道路の影響に関する検証
5)斜面変形~土砂流出・土砂流下の発生機構と素因・誘因の推定
(3)本復旧対策について
1)本復旧対策の設計について
(4)再発防止に向けた取組みについて
1)城山周辺斜面の安全確保について
(5)第4回検討委員会 確認事項(まとめ)
4.主な協議事項等
地下水の解析や地質調査のほか、崩壊跡と緊急車両用道路の位置関係について具体的なデータに基づき詳細な資料を整理するなど、発生メカニズムについて概ね解明された。また、斜面の本復旧対策について、妥当と判断された。
<発生メカニズムについて>
・1⃣斜面変形2⃣土砂流出3⃣土砂流下の一連のプロセスで生じたと推定。
・1⃣斜面変形の主たる誘因は降雨で、素因は、樹木の成長・緊急車両用道路の荷重増加や降雨による斜面侵食作用などが、個別もしくは複合的に影響を与えた可能性がある。
・2⃣土砂流出について2つの可能性に絞り込んだ。
(1)「可能性1」は浸透流解析を踏まえ、土砂流出は、上流部(上部)斜面の中段部もしくは末端部から、流出した土砂が標高90m付近の巨木を巻き込みながら流下。
(2)「可能性2」は地下水解析の結果、上流部(上部)斜面末端において、水の集中が確認されたことから、不安定化が進行していた斜面で、巨木の倒木が発生し、崩壊が上方に向けて拡大。
<本復旧対策について>
・斜面対策は、強度の高いネットで覆い鉄筋で斜面に固定する工法を選定。
・緊急車両用道路は、強固な地盤に支持させる工法を選定。
5.委員会資料等
※議事録については、とりまとめ次第、HPにて公表する。
○協議状況