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社会教育士・社会教育主事講習・社会教育研修について
社会教育主事、社会教育士についてお知りになりたい方、社会教育主事講習の受講を希望される方、社会教育について学びを深めたい方に向けた御案内のページです。
社会教育主事・社会教育士
愛媛県教育委員会では、本庁及び各教育事務所に「社会教育主事」を配置し、県内の社会教育の振興を図っています。また、市町教育委員会事務局に「社会教育主事」を配置するため、市町職員の社会教育主事講習の受講を推進し、地域づくりを支える専門職員の育成に努めています。 さらに、令和2年度から始まった「社会教育士」制度の県民への周知と称号取得を推進し、人づくり・つながりづくり・地域づくりの中核を担う人材の養成と活躍促進に取り組んでいます。
社会教育主事とは?
「社会教育主事」は、都道府県及び市町村の教育委員会の事務局に置かれる専門的職員で、社会教育を行う者に対する専門的技術的な助言・指導に当たる役割を担います。
◆社会教育主事の役割
地域の社会教育事業の企画・実施及び専門的な助言と指導を通し、地域住民の学習活動の支援を行います。
〈職務の例〉
・ 教育委員会事務局が主催する社会教育事業の企画・立案・実施
・ 管内の社会教育施設が主催する事業に対する指導・助言
・ 社会教育関係団体の活動に対する助言・指導
・ 管内の社会教育行政職員等に対する研修事業の企画・実施
など、その職務は多岐に渡っています。
〈「社会教育主事・社会教育主事補について」(文部科学省HP)〉<外部リンク>
社会教育士とは?
〈社会教育士特設サイト(文科省HP)〉<外部リンク>
「社会教育士」は、教育委員会事務局に配置される「社会教育主事」になるための講習や養成課程を修了した者に与えられる「称号」です。
「社会教育主事」は、都道府県・市町村教育委員会に置かれる専門的職員の職の名称です。このため、これまでもNPOや社会教育関係団体、企業、学校教職員、PTAなどの方々が講習や養成課程を受講し、様々な場で活躍していましたが、「社会教育主事」と名乗ることはできませんでした。そこで、令和2年4月から、講習や養成課程での学習成果を広く社会の教育活動に生かせられるよう、定められた科目を修了した者は、誰でも「社会教育士」と名乗ることができるようになりました。
◆社会教育士に期待される役割
「社会教育士」は、地域社会において、より広いフィールドでの活躍が期待されています。
・ NPOや企業、行政等の多様な主体と連携・協働して、社会教育施設における活動のみならず、環境や福祉、まちづくり等の社会の多様な分野における学習活動の支援を通じて、人づくりや地域づくりに携わる。
・ 住民の地域社会への参画意欲を喚起する。
・ 住民の多様な特性に応じて学習支援を行う。
・ 住民の学習成果を地域課題解決やまちづくり、地域学校協働活動につなげる。
・ 地域の多様な専門性を有する人材や資源をうまく結びつけ、地域の力を引き出す。
・ 地域活動の組織化支援を行い、地域住民の学習ニーズに応えていく。
※ 多様な分野に「社会教育士」がいることで、さらなる学習機会の充実とネットワーク化が可能になります。また、「社会教育主事」と「社会教育士」が連携・協働しながら、ともに地域社会の社会教育の営みを支えてく専門家ということになります。
◆社会教育士の専門性
講習や養成課程を通して養われる社会教育の体系的理解や以下の専門性を発揮し、様々な場で活躍することが期待されています。
・ ファシリテーション能力(活動への意欲・自発性を引き出しながら意識・行動の変化を促していく。)
・ プレゼンテーション能力(地域で共有したい思いや願いなどの情報を、より多くの人に、分かりやすく、共感しやすい方法で積極的に伝えていく。)
・ コーディネート能力(異なる他者同士が相互理解を深め、信頼し合い、互いを支え合うことができる関係(協働)へと調整する。)
◆社会教育士の取組
文部科学省の「社会教育チャンネル」では、様々な社会教育士の活躍事例動画や、関連する動画が紹介されています。
社会教育士チャンネル:文部科学省 (mext.go.jp)<外部リンク>
◆社会教育士になるには
「社会教育士」…「社会教育主事講習」を修了する、又は「社会教育主事養成課程」を開設している大学・短期大学で必要な単位を修得することで、「社会教育士」の称号を取得することができます。
社会教育主事講習・社会教育主事養成課程について:文部科学省 (mext.go.jp)<外部リンク>
◆社会教育主事講習を受講するには
愛媛県内にお住まいの方が受講しやすい社会教育主事講習には、次のものがあります。
受講場所 |
・オンデマンド配信及びライブ配信…自宅又は職場等 ・集合研修 [A講習]…社会教育実践研究センター(東京都台東区) [B講習]…主会場:社会教育実践研究センター、愛媛会場:県生涯学習センター、県総合教育センター |
受講時期 |
[A講習] ・通常コース:令和6年7月12日金曜日~8月21日水曜日 ・オンラインコース:令和6年7月12日金曜日~8月29日月曜日 [B講習]社会教育実践研究センター(主会場)の他、愛媛会場も開設。 ・令和7年1月14日火曜日~2月20日木曜日 ※A講習かB講習のいずれかを受講 |
受講方法 |
[A講習] ・通常コース(オンデマンド配信+ライブ配信+一部集合) 集合会場:社会教育実践研究センター:東京都台東区 ・オンラインコース(オンデマンド配信+ライブ配信) [B講習] ・オンデマンド配信+ライブ配信+一部集合 主会場:社会教育実践研究センター 地方会場:愛媛県生涯学習センター、愛媛県総合教育センター |
申込方法 |
各申込期限までに、県教育委員会に必要書類を提出する。 →「実施要項や必要書類」は、次のリンクからダウンロードできます。 国立教育政策研究所社会教育実践研究センターホームページ<外部リンク> 提出先:愛媛県教育委員会事務局社会教育課社会教育グループ Tel:089-912-2933 Mail:shakaikyo@pref.ehime.lg.jp |
申込期限 |
[A講習]:令和6年5月2日木曜日 [B講習]:令和6年11月15日金曜日 正午必着 |
受講費用 | 受講料は無料 ※交通費、テキスト代等の受講に要する経費は受講者負担。 |
愛媛大学 社会教育主事講習(4年ごとに開催…次回は令和10年度を予定)
〈令和6年度実施分〉
受講場所:主会場 愛媛大学城北キャンパス(松山市文京町3番)
受講期間:令和6年7月16日火曜日~8月23日金曜日
受講方法:オンデマンド配信+集合研修
※ 上記以外にも講習を実施している大学等があります。また、養成課程を開設している大学等で履修することでも称号が取得できます。詳細は、文部科学省のウェブページを御覧ください。
〈「社会教育主事講習・養成課程について(文部科学省HP)〉<外部リンク>
社会教育士に関する情報
文部科学省では、社会教育士等の知見のアップデートに資する記事や動画を、「社会教育士note」に掲載をしています。
〈社会教育士note(文部科学省HP)〉<外部リンク>
社会教育研修
県内の社会教育主事・社会教育士、社会教育担当者、社会教育関係者等の資質向上やネットワークづくりのため、研修会を開催しています。
◆研修会一覧
研修会名 | 内容 |
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市町教育委員会生涯学習・社会教育関係職員等研修会 (社会教育ベーシック研修) |
期日:令和6年10月4日金曜日 会場:愛媛県生涯学習センター 定員:30名 対象:市町教育委員会生涯学習・社会教育関係職員 等 ・職務経験が3年以下の職員 ・事業企画等の経験が少ない職員 ・社会教育主事講習受講済の方で、学び直しを希望される方 等 概要:生涯学習・社会教育についての基礎的な知識の習得及び今日的な課題について学ぶとともに、効果的な事業の企画力を養成する。また、市町間の情報共有の場を設定し、ネットワークの形成を図る。 内容:講義、情報交流(先輩を囲んで)、演習 R6開催要項 [PDFファイル/236KB] R6チラシ [PDFファイル/266KB] 開催レポート |
愛媛県社会教育主事等研修会 (社会教育士・社会教育主事講習フォローアップ研修) |
期日:令和7年1月21日(火)13:30~17:00 会場:松山市男女共同参画推進センター(コムズ) 定員:80名 対象:社会教育主事(有資格者を含む。)、社会教育士、 県又は市町教育委員会生涯学習・社会教育関係職員、 社会教育関係団体関係者、生涯学習・社会教育施設関係者、 国立青少年教育振興機構職員、地域教育プロデューサー、 地域教育協力隊、社会教育主事講習受講済の方 等 内容:講演・ワークショップ 「社会教育は会話教育!等話(とうわ)で立場を超えた つながりづくり、人も地域も生き生きと!」 講師 尚絅学院大学 教授 松田 道雄 氏 開催レポート |