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愛媛県の地域高規格道路

ページID:0008598 更新日:2023年8月18日 印刷ページ表示

地域高規格道路の構造

地域高規格道路は、高規格幹線道路網と一体となって基幹交通体系を形成し、地域の連携・交流・連結を支援するために、2車線以上で概ね60km/h以上のサービス速度が提供できる自動車専用道路またはそれと同等の機能を有する質の高い道路です。

地域高規格道路

地域高規格道路の機能~3つのC~

地域高規格道路の機能~3つのC~の画像

連携(Combination)~地域集積圏の形成~

通勤圏域の拡大や都市農山村地域との連携の強化による地域集積圏の拡大を図る環状・放射道路

交流(Communication)~広域的な交流の充実~

高規格幹線道路を補完し、物資の流通、人の交流の活発化を促し、地域集積圏間の交流の促進を図る道路

連結(Connection)~広域的な交通拠点等の連結~

空港・港湾などの広域的交通拠点や地域開発拠点などとの連絡を図る道路

愛媛県内における地域高規格道路の指定状況

愛媛県地域高規格道路指定状況
愛媛県地域高規格道路指定状況[PDFファイル/253KB]

 

愛媛県地域高規格道路指定路線図

愛媛県地域高規格道路指定路線図 [PDFファイル/185KB]

愛媛県内における地域高規格道路の整備取り組み状況

松山外環状道路

松山外環状道路は、現在の松山環状線のさらに外側につくる環状道路のことで、松山IC、松山空港、松山港、FAZ等の広域交通拠点や地域開発拠点とのアクセス性向上、市内へ流入する交通の分散を目的とした地域高規格道路です。

松山外環状道路が供用されると、郊外からは市街地を通過せずに目的地への移動が可能になるため、市街地に用事のない通過交通の市内流入を減らし、市内の渋滞の解消・緩和が期待されます。

松山外環状道路のうち、国道33号から国道56号間(4.8km)をインター線として、国道56号から主要地方道松山空港線間(3.8km)を空港線として、国土交通省・愛媛県・松山市が協同で整備しています。

また、(仮称)インター東線として国道11号から松山ジャンクション間(2.5km)の2018(H30)年度新規事業化を目指しています。さらに、松山空港から国道196号間の調査区間についても、早期の事業化を目指しています。

松山外環状道路(インター線・空港線)パンフレット表紙<外部リンク>松山外環状道路(インター東線)パンフレット表紙<外部リンク>

松山外環状道路図面

松山外環状道路図面[その他のファイル/125KB]

大洲・八幡浜自動車道

国道197号「大洲・八幡浜自動車道」は、四国の西の玄関口である八西地域(愛媛県八幡浜市・伊方町)と大洲市を結び、四国8の字ネットワークとつながる自動車専用の高規格道路です。

フェリー航路を介して九州と京阪神を結ぶ「新たな国土軸」の一翼を担うとともに、地域経済の活性化を支える「地方創生の道」、大規模災害発生時の「命の道」として、人口減少の進行やコロナ禍を経た社会の変化など時代の岐路に立つ今、新時代の国土・地域づくりへの架け橋となるものです。

本自動車道は愛媛県が整備を進めているもので、「名坂道路」「八幡浜道路」、「夜昼道路」、「大洲西道路」の4つの工区で構成されており、「名坂道路」2.3kmがH25.3.17に、「八幡浜道路」3.8kmがR5.3.25に開通し、全線での開通延長は6.1km、開通割合は約45%となっています。

大洲・八幡浜自動車道概要
新時代の国土・地域づくりへの架け橋[PDFファイル/817KB]

三坂道路

三坂道路の画像

国道33号は、高知市を起点とし久万高原町を経て松山市に至る全長約120kmの幹線道路であり、沿線地域の生活を支える重要な路線です。

このうち、三坂峠を含む区間は、特に線形不良箇所が多く、異常気象における事前通行規制や冬期の積雪・凍結等による通行障害が多発しています。

2012(H24)年3月17日に全線開通した三坂道路は、こうした区間を地域高規格道路「高知松山自動車道」の一部として規格の高い自動車専用道路として整備したことで、走行時間の短縮や急カーブ区間の回避、防災機能の強化、冬期のおける積雪・凍結等による通行障害の減少により地元観光施設への交流活性化や地域の救急医療活動の支援が期待されています。

松山河川国道事務所 国道33号三坂道路<外部リンク>

豊予海峡ルート

豊予海峡ルートの画像

豊予海峡ルートは、愛媛県佐田岬半島と大分県佐賀関半島を隔てる約14kmの豊予海峡を海底トンネルや架橋で結び、西瀬戸地域全体の発展を支えるとともに、豊かな国土づくりに大きく貢献することが期待される構想です。

豊予海峡ルートが結ばれると、本州四国連絡道路をはじめとする高速交通ネットワークと一体となって、西瀬戸地域の環状交通体系が形成されることとなり、地域内の移動時間は飛躍的に短縮され、交流範囲が広がります。

これにより、生活圏のエリアが拡大するとともに、産業活動の活性化がもたらされることが期待されます。

豊予海峡架橋の建設に向けて

 

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