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愛顔のえひめ(令和6年7月号)
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“予土線”を応援しよう!!
開通50周年を迎えたJR予土線を次の半世紀へ!
県民みんなで乗って、行って、楽しもう
暮らしに、観光に大活躍
昭和49年(1974)、愛媛県と高知県を結ぶJR四国の単線非電化鉄道「予土線」が全線で開通し、今年で50周年を迎えました。宇和島市の北宇和島駅から黒潮町の川奥信号場まで、山間を走る全長72.7kmのルート。大正時代には路線の一部に私鉄が開通しており、山から切り出した薪を乗せて松丸駅から宇和島駅へ運び、宇和島駅から海産物を乗せて戻る…と、地元の人たちの生活を支えていました。周辺には高校があり、現在も地域の貴重な交通機関として活躍。のどかな田園風景や四万十川の流れをゆったり楽しめる癒しの路線としても愛され、特にトロッコ列車は観光客に人気です。
守りたい、地域の大切な足
地域の暮らしを支え、地域の大切な足として守られてきた予土線ですが、急速な人口減少やモータリゼーションの進展により、利用客が減少。予土線が末永く維持されなければ、のどかに走る列車、車窓から見える美しい景色など、予土線ならではの魅力が失われ、二度と取り戻せなくなるかもしれません。そこで沿線地域では予土線を守るため、自治体だけでなく、高校生たちや道の駅などが中心になってさまざまな取り組みを行っています。
予土線って、こんなに面白い!
「Yodosen Fun Fun Trains」の仲間たち
予土線では「予土線3兄弟」をはじめ、ユニークなラッピング列車が6種走行中。ボディも内装も、ここでしか見られない特別仕様です。
運行スケジュールはコチラ!<外部リンク>(外部サイトへリンク)
予土線沿線は、こんなに楽しい!
サイクリング、マルシェなど魅力がいっぱい
沿線地域を自転車で走ろう
予土線を守るためには、利用促進と沿線地域の活性化が必要です。オール愛媛の一員として、できることから参加してみませんか? まずは予土線に“乗って”、地域を“訪れる”ことから。沿線地域は風光明媚なスポットの宝庫であり、サイクリングにぴったり。散歩のようにゆっくりと自転車を走らせ、地域の自然や歴史・文化を楽しむ「散走」がおすすめです。多くの方に沿線地域を満喫してもらうため、地元の人たちがさまざまなコンテンツを企画。この夏も「予土まちサイクルデジタルスタンプラリー」「予土線駅前マルシェ」などの開催を予定しています。各駅周辺にはレンタサイクル施設が充実していますので手ぶらで行っても楽しめます。また、列車に自転車をそのまま持ち込める「予土線サイクルトレイン」も運行しています。
予土線に乗って、沿線地域を楽しんで、予土線を守りましょう!
イベント1:「予土まちサイクルデジタルスタンプラリー」に挑戦!
予土県境地域(愛媛県宇和島市、松野町、鬼北町、高知県四万十市、四万十町)に設定した魅力あるスポットを散走しながらデジタルスタンプを集めて、ステキな賞品が当たる抽選に応募しましょう!- 開催期間:7月13日(土曜日)~12月31日(火曜日)
イベント2:月1で「予土線駅前マルシェ」開催
予土線の主要3駅(宇和島市三間町/伊予宮野下駅、鬼北町/近永駅、松野町/松丸駅)でマルシェを開催。キッチンカーや地元のお店が出店するほか、地域イベントとのコラボレーションもあり、各駅で工夫を凝らした催しを楽しめます。- 開催予定:7月28日(日曜日)17時00分〜20時00分
- 開催場所:近永駅
TOPICS-1:「予土線サイクルトレイン」で愛車と一緒に「予土たび」を
自転車を解体することなく、列車にそのまま持ち込める「サイクルトレイン」を期間限定で運行しています。自転車×列車の旅を楽しみましょう!- 運行日:〜令和7年2月24日(月曜日・祝日)までの土曜日・日曜日、祝日
- 乗降車駅:宇和島駅~窪川駅間の各駅(北宇和島駅と若井駅は除く)
- 定員:1便につき5名(5台)まで
- 利用料金:運賃のみ(自転車の持ち込み料金は不要)
※先着順、事前予約不要
※車内の混み具合によって持ち込みできない場合あり
TOPICS-2:「YODOSENサポーター」になって予土線を応援しよう!
予土線をこよなく愛し、末永く路線維持を願うサポーターを募集中! 活動内容は“(予土線に)乗って”“(予土線関連イベントに)来て”“(予土線の魅力を)広める”です。- 会費:1口1,000円(12歳以下は1口500円)
- 特典:会員証&予土線オリジナルグッズを進呈ほか
- 申し込み方法:電話もしくはメールにて申し込み、事務局より払込用紙を送付
予土線に乗って遊びに来てください!
[注目ビト]
愛媛県立北宇和高等学校 三間分校 2年生
地域情報ビジネス部
和田 恋羽(わだ こはね)さん(左)
三間町の魅力を掘り起こし、発信する「地域情報ビジネス部」に所属する和田さん。イベントに参加したり、地域の人たちと交流したりして、地域課題の解決にも取り組んでいます。JR伊予宮野下駅で開催される「予土線駅前マルシェ」にも出店。部員と地域の人が一緒になって開発したフルーツおはぎ「美沼のフルーツミックス」などを販売しています。
二名駅にて、地域情報ビジネス部の仲間である福島奏子さん(中央)、笹尾綾音さん(右)、「鉄道ホビートレイン」と一緒に。
山間を力強く走る予土線 この美しい景色が大好きです
JR予土線は登下校にも、遊びに行くときにも利用する、私たちの大切な足。山間を走るため、予土線でしか出会えない景色を見ることができ、私は特に北宇和島駅から務田駅までの景色が好きです。急勾配を力強いエンジンで登っていくところも予土線ならでは。しかし利用客が減少しており、守っていかなければという思いを強くしています。そのため、JR四国さんのご協力のもと、観光列車「伊予灘ものがたり」で車内ガイドを務めたり、伊予宮野下駅で三間分校農業クラブが制作した稲わらアートを展示したりしています。今年3月に行われた「予土あす青春18プロジェクト」では、愛媛と高知の予土線沿線の高校生が取り組みについて話し合い、「JR予土線圏域の明日を考える会」総合アドバイザーの隈研吾氏より励ましのメッセージをいただきました。
予土線を守るためには、たくさんの方が利用して沿線地域を盛り上げていくことが必要だと思います。昨年から3つの駅(伊予宮野下駅、近永駅、松丸駅)が持ちまわりで「予土線駅前マルシェ」を開催し、私たち地域情報ビジネス部も参加しています。沿線地域外の皆さんもこの機会に予土線に乗って、私たちの町に遊びに来てください!
- 問い合わせ:南予地方局地域政策課
- 電話:0895-28-6143
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