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新型コロナウイルスの感染の確認(19事例目関係)等に関する記者発表の要旨について(令和2年5月21日)

ページID:0017181 更新日:2020年5月21日 印刷ページ表示

日時:令和2年5月21日(木曜日)15時00分~15時30分

場所:知事会議室

 

 

 

(知事)

 まず始めに、県内においてコロナウイルスに感染され、入院中の重症の方が、昨日の深夜にお一人、お亡くなりになられましたことをご報告させていただきます。お亡くなりになった方のご冥福を心からお祈り申し上げさせていただきたいと思います。なお、性別、年齢、住所地等の詳細については、これまでと同様、プライバシーの保護、それから、ご遺族のご意向もございます。また、心情にも配慮しまして、詳細の公表は差し控えさせていただきます。私の方から申し上げられるのは、ご高齢の方ということでございます。

 次に、本日説明する事項は主に5点でございます。まず、昨日確認した感染者の概要が1点目、2点目は19事例目に関する検査の進捗状況等、3点目は牧病院への支援の状況、4点目は県立学校の再開について、5点目はふるさと納税を活用した応援基金の返礼品についてでございます。

 まず、感染者の概要でございます。昨日、国へもご報告したとおり、牧病院のクラスター関連につきましては、囲い込みは完了しております。その囲い込みの中で、一人一人の状況というのを、日々日々、関係者の皆さん全力で、経過等々について注意深く観察中で、また何かあったときは手立てを打つということでございますが、昨日、19事例目、クラスターの関係者としてPCR検査を3件実施いたしました。それから、それ以外に、医師から要請のあったもの、これは東・中・南予の広範なところからの要請でございますが、こちらが12件、合計で15件のPCR検査を実施しまして、新たに1名の方の感染が確認されました。

 これは牧病院ですが、(関係者相関図のパネルの)ここから上が職員さん等々、ここから下が入院患者さんですけど、この入院患者さんの中のこの小文字のaの方でございます。この方は、5月17日に一度検査をして、陰性が確認されましたけども、先ほど申し上げましたとおり、一人一人注意深く健康観察を実施しております。その中で、発熱の症状が現れたため、速やかに再検査を行った方でありまして、新たな事例ではないということでございます。囲い込みの中での健康観察中の方でございます。検査結果が判明したのは、昨日20日の21時ごろでございます。まず感染された方に対しまして、お見舞いを申し上げるとともに、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。プライバシーに配慮した上で、現在把握している内容について、迅速に公表を行わせていただきます。感染者の概要は60代の男性の方で、住所地は松山市、ご本人は牧病院の3階に入院されていらっしゃる方でして、先ほど申し上げましたように、5月17日に検査を行った際には、無症状で陰性でございましたが、昨日の朝、発熱の症状、38度2分だったそうですけども、現れましたため、すぐ、同日に検査を実施したところ、陽性が確認されました。現在も37度ぐらい、ちょっと下がりまして、まだ発熱はあるそうなんですが、現在行われている医療の継続の観点から、当面、同医療機関で、感染対策を徹底した上で、治療を行う予定でございます。断定はできませんが、潜伏期間は5日程度が多い、これはWHOの報告書でございます。5日程度が多いとされていることから、専門家の方によりますと、前回17日の検査時点では、既に感染していたがウイルス量が極めて低く、この時点では検出されなかった可能性が高いのではないかという専門家のご意見でございます。まさにこのようなケースの発生が今後も考えられますことから、濃厚接触者については、2週間の健康観察等を徹底して行うこととしています。また、前回陰性だった入院患者に発熱等の症状があれば、毎日観察していますので、同じように迅速にPCR検査を実施して、適切に、今後とも対処してまいりたいと思います。

 次に、19事例目の検査の進捗状況でございます。医療機関の職員さんは、全て数日前に完了して、これは変更ありません。陽性10名の陰性128名でございます。で、患者さん、こちらが変更がありまして、これまで162名となっていましたが、一昨日の記者会見で申し上げましたとおり、さかのぼって過去に退院された方にも念のため広げるという方針を(示しました)。これは国の基準の外の、念のための検査でありますが、退院された方の中の1名にPCR検査を実施しましたので、ここ163名というふうに変更になっています。陽性が14名、この方は1名追加した方は陰性でございますので、陽性者は14名で、それから、陰性が149名ということになります。濃厚接触者等変更ございません。合計81名に対しまして73名の検査が完了し、陽性が3名、陰性が70名、申し上げましたとおり、残り8名の方につきましては、接触時期等を踏まえ、今後、順次、検査を全員行う予定でございます。残り8名の方、残りについては、今、大体の日程も決まってきていますけども、PCR検査を実施いたします。

 これまで説明してきましたとおり、病院外への感染の連鎖を断ち切るための第1段階の囲い込みは完了しております。今回に限らず今後も濃厚接触者等の検査を進める中で、既に陰性が確認された方も含めて、新たな感染が確認されたとしても囲い込みはできておりますので、その点は冷静に県民の皆さん、受け止めていただきたいと思います。

 次に、牧病院への支援の状況でございます。牧病院において看護師等が不足しているという事態、状況を踏まえまして、県から全国DPAT、これは災害派遣精神医療チームでございます。また、県内のDMAT、これは災害派遣医療チームでございます。ここへ支援を要請したことは発表させていただきました。昨日、牧病院にDPAT活動拠点本部が設置されまして、県外のDPAT隊から看護師4名、そして愛媛県のDPAT隊として、医師や看護師等3名、合計7名が支援に入っていただきました。なお、派遣元については、複数のところから来ていただいていますが、先方さんも、非常にデリケートな問題なので、県名の公表など、どこから来たかということについては差し控えていただきたいという要請がございますので、その意向を踏まえまして、非公表とさせていただきますが、派遣にご協力いただいた関係者の方々に、来ていただいた方、そして派遣を決定していただいた機関も含めて、心から、県を代表して感謝を申し上げたいと思います。

 また、県からは、昨日から心と体の健康センターの医師や保健師が現地で調整活動を行っています。このほか、本日からさらに、愛媛県DMAT隊の医師1名が現地で活動していただけると聞いております。入院患者への医療提供をはじめ、牧病院の適切な運営を支えるために駆け付けていただいた方々に対しまして、本当に感謝を申し上げたいと思いますし、また県としても、引き続きできるだけの支援を行っていきたいと思います。今回の集団感染では、医療機関の職員、患者、濃厚接触者等で約400名もの方々が、行動歴等の調査をはじめ、PCR検査や自宅待機にご協力をいただいております。これらの調査や検査、患者の受け入れ等においては、保健所や衛生環境研究所、そして指定医療機関等の関係者がチーム力を発揮して、全力で対応いただいております。また、感染が確認された患者さんの中には、一時入居された福祉施設もございます。こうした福祉施設においても、職員が念のため自宅待機等々を余儀なくされているケースもございます。福祉サービスを維持するという使命感もある一方で、コロナ特有の対応をしていただいておりますので、そうした福祉施設でも、現場で大変なご苦労があると思いますので、県からあらためて、ねぎらいの言葉と感謝の気持ちを申し上げさせていただきたいというふうに思います。

 次に県立学校の再開についてでございます。県立学校については、今月11日からご案内のように、段階的に学校を再開し、2週間にわたり分散登校を実施してまいりました。(そうした中で、先日発生したクラスターについては、囲い込みが完了しております。そしてまた、他の(クラスター関連以外での)PCR検査での陽性の確認はございません。こういったことも含めて、当初の方針どおり、全ての高等学校、中等教育学校、特別支援学校において、25日から完全再開を行うことといたします。これは、現在県内においては、東予地域、南予地域においては、1カ月以上にわたりまして新規の感染者は発生していないということ。ゼロでございます。また、今申し上げたように、中予地域においても、クラスター関係者の囲い込みが完了している。そして、この事例以外には、1カ月間新規の感染事例が発生していないということ。これらを総合的に判断して、学校には影響がないというふうなことに加えまして、この2週間で本格的な学校生活に向けた児童生徒の心身の準備が、徐々に徐々に整ってきているという学校現場の報告もございます。また、学校側も感染予防対策に習熟し、児童生徒や保護者からは完全再開を望む声が強まってきております。こうしたようなことから、準備は整ってきたと判断したものでございます。再開に当たりましては、学校内での感染防止対策の徹底や感染回避行動の定着に努めるほか、3密リスクの高い特別支援学校のスクールバスの便数を大幅に増やしまして、十分な座席間隔を確保した上で運行するなど、新たな対策も導入しながら、児童生徒の安全確保に引き続き全力で取り組んでまいりたいと思います。また、部活動につきましては、完全再開に併せて解禁をいたしますけれども、これもまた段階的でございます。3密環境を伴う活動や練習試合等は当面見合わせということにしたいと思います。状況を確認しながら、段階的に活動制限を緩和していきたいと思います。詳細については、この後、教育委員会の方からレクチャーをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 今後は、子どもたちへの負荷を最小化しつつ、長期休業による学習の遅れ、これをじっくりと時間をかけて取り戻していかなければなりません。教育委員会には、子どもたちの学びの確保、そして安全確保のバランスを取りながら、児童生徒や保護者の不安解消と充実した学校生活の実現に向けて、学校現場への丁寧かつ的確なサポートをお願いしたいと思います。

 以上の県立学校に関する対応につきましては、本日速やかに市町教育委員会に伝達をしまして、県立学校と歩調を合わせた対応を検討していただくことを要請したいと思います。

 また、私立学校にも本日中にお伝えし、今後の対応の参考としていただくよう要請させていただきたいと思います。

 コロナウイルスは難敵でありまして、いつどこで、誰が感染してもおかしいものではありません。学校関係者も例外ではございません。県としては、今後も長期にわたり学校における感染リスクをできる限り抑え込みながら、この難敵と共に向き合いながら、歩んでいかなければならないのが、これはもう全世界共通の課題になっております。その上で、子どもたちの健やかな学びの場をしっかりと確保していきたいと思います。また、従来から申し上げてきたとおり、これから先も学校での感染リスクが心配されるような事態が生じた場合には、速やかに学校ごとに状況を判断しながらリスク回避の措置を取っていく。この姿勢はいささかも変わりございませんので、その点あらためて申し上げたいと思います。

 もう一つは、布マスクの無償提供、無償配布についてであります。愛媛県では社会福祉施設等を支援するため、県内の障がい者施設や松山刑務所に布マスクを作成していただきまして、県または市町が一括購入して、希望する社会福祉施設向けでございます、ここに無償配布するよう、これまで準備を進めてまいりました。このたび、今治のタオル業者による生地縫製や障がい者共同受注窓口による共通仕様づくりなどの協力も整ってまいりまして、県内14の障がい者施設が作成する体制が整いました。来月には子ども用として、幼稚園や認定こども園、保育所等の未就学児に対して、約18,000枚を配布する予定でございます。

 また、松山刑務所の受刑者が作成する布マスクにつきましては、大人用として、希望する社会福祉施設等に対して、約12,000枚を配布する予定でございます。ご協力いただきますタオル業者、障がい者施設、松山刑務所ほか関係機関の皆さんに対しまして、感謝を申し上げたいと思います。

 最後に、5月1日から募集をしている新型コロナウイルス感染症対策応援基金について、この段階での報告をさせていただきます。基金に対して5月18日現在、合計32件、金額で約3,000千万円の寄付を申し出ていただいておりまして、本当にこの皆さんの善意の気持ちにお礼を申し上げたいと思います。募集開始からわずかの期間に3,000万円を超える申し出をいただくなど、本当に反響の大きさに正直驚いているところもあります。当初、ふるさと納税制度を活用して、返礼品なしを前提としていましたが、このたび、返礼品を出す準備をしてまいりました。ふるさと納税はその名のとおり、県外からの方をターゲットに作られた制度ですので、県外寄付者の方に(返礼品を)提供するもので、(この基金においても)いくつか(返礼品が)ありますけれども、こういうのを出したいと言う人がいたら追加していきます。みきゃんのマークをあしらった、取りあえずこの三つが最初のスタート時点で提供する返礼品となります。で、場合によってはこれから順次追加していくということになります。県内事業者においては、非常に厳しい経営環境に置かれている、苦しい状況が続いていますけども、明日を信じ自分を信じて、新しいことにチャレンジをする動きが広がりつつあります。そのために多少のお役に立てばということで、県庁の知恵を絞った協力金制度も活用していただいているところも数多く出てきておりますので、そういう中で生まれた「みきゃんマスク」は大変印象的なものではないかなというふうに思います。ぜひ、そうしたことも含めて、県外の方にお気持ちを届けていきたいと思います。特にみきゃんは全国的にも人気のある明るいキャラクターでありますから、「みきゃんマスク」を全国に発信して、県内事業者の励みにもなることにつながればというふうに思っております。ぜひ、またご利用をいただき、ふるさと納税にお気持ちをお寄せいただきますようにお願い申し上げます。なお、ふるさと納税、県内の方も(寄付)できるんですけども、これは制度上ですね、県内の方には返礼品は国の方針でできないというルールになっておりますので、(返礼品の送付は)県外の方が対象ということにさせていただきます。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 亡くなられた方の詳細というのは差し控えるということだが、もろもろ類推すると高齢の方というのは入院患者の方ということでよろしいか。

 

(知事)

 私からは本当に関係者であるご遺族の皆さん方のご希望もありますので、先ほどの発表までとさせていただきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 関連して、ちなみに昨日、重症の方が1人いらっしゃって、今ゼロになっているが、その重症だった方が亡くなられたというのは。

 

(知事)

 はい、そうです。

 

(あいテレビ)

 19事例目なんだが、(パネルの「関係者調査」の欄が)黒丸になったということはもう関係者の把握等は全て終わったと。

 

(知事)

 そうですね。今、国の対象になっている以外にもさかのぼってというのは、もうそれは実はその対象外なんですけども、ここももう調査も終わっていますので、あと何人かはその関係者のPCR検査を実施します。それらも含めて終わっているということです。

 

(あいテレビ)

 今回、再検査で陽性ということとなったようだが、あらためてその濃厚接触者の見直しみたいなことを考えたりするのか。

 

(知事)

 いやあのですね、昨日の全国知事会議で、まさにその点は申し上げたんですけども、例えばですね、皆さんも戸惑われたと思いますけども、例の4日間発熱37度5分以上とかですね、これもう一体どうなっているのかあやふやなまま終わっているんですね。それから、私が記者会見で指摘してきた陽性患者が退院するときに、2度のPCR検査を実施し、陰性が確認される必要があると。(その中に)「ただし」というのが項目としてありまして、医療機関等々の状況次第では、都道府県の判断でそれをしなくてもいいというような、どちらとも取れるような中身になっているんですよ。しかもこれがもし問題が起こった場合は、国に言えばそれは都道府県の判断ですという答えになるんでしょう。で、都道府県からすればこれは国の指針でございますという判断になるんでしょう。これどうにもならないじゃないですか。だからこういうあやふやなところが残っているという点。それから5月1日まではPCR検査を抑えるというのは間違いなく国の方針だったと思います。医療現場の崩壊を第一義に考えて。これは、これもまあそういうやり方もあるでしょうし。ただその後、5月の連休明けからは拡大の方向にかじを切ったっていうことは皆さんもご案内のとおりなんで、そういったことの大転換がある以上は、当然こうしたルールも明確に指針を全国に対して示すべきではないだろうかというふうに思いますので、判断をしっかりするためにもこの時点でもう一度、国は指針を整理して示していただく必要があるんじゃないかなというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 今回の牧病院で新たに出たということに、小文字のaの方に関して、入院中は看護されていたと思うのだが、あらためてその中での濃厚接触者を追加されたりとかはするのか。

 

(知事)

 その後ですか。

 

(あいテレビ)

 はい、後で。

 

(知事)

 後はないですね。ですからやっぱり、今回専門家の方によりますと、そのウイルスの量、取った時期の量とか時期によって、まあこうした、まあPCR検査自体が100%の精度があるわけではありませんから。

 

(八矢副知事)

 3階からは感染された方はもう出ておりますんで、そうしたこのどういったケアを行ったかといったような調査というのはしっかり行われておりますので、この方が、新しく陽性の方が確認されたからといって何か追加でということは結果的には必要がないということです。

 

(テレビ愛媛)

 今日、国の諮問会議の方が、愛媛県の緊急事態宣言解除について問題ないと、宣言の地域に当たらないという判断を示したが、このことについて受け止めはいかがか。

 

(知事)

 これは前々から申し上げているとおり、この国の判断については、愛媛県からこうしてくれああしてくれと言ったことは一度もありませんし、今回も報告はしましたけどそういった話はしておりません。報告書を提出していますんで、あくまでも県の報告に基づいて国が判断することでありますし、またそういう意味では県のこの囲い込みの状況というものはたぶん専門家会議で議論されたんでしょう。で、それがしっかりできているという専門家の判断は出たというふうに思います。ただ、そうは言っても、県では国の判断がどうなろうとも何ら変わることなく31日までは警戒期の対応をお願いするという方針を事前に示しておりますので、これがどうだからといって県の対応が変わるということはありません。

 

(南海放送)

 新たに感染が確認された方について、牧病院でそのまま治療を続けられるということで、必要な対策を講じてということだが、もう少し具体的に、例えば病棟、2階は閉鎖しているということなので、そちらに移動していただくとか、どういった対策が行われているのかと、あと、院内で継続して治療を続けられる方は、この方が初めてということでよろしいか。

 

(知事)

 まずですね、まさにこのことを想定して国のクラスター対策班から専門家を呼んでいますので、その指導も受けながら、そして県内の医療関係者の専門家の目も入れながら対応していますので、そういう意味では、ここで今の段階で治療ができるという背景は、その専門家の判断もございます。ただ、これを常態化させるということにつきましては、今のところまだ検討中ということでございますので、今、この人数の範囲の中ではできるという判断をしていただいていますから、(院内で入院を継続して治療を続けられる方は)数名いらっしゃるという事でございます。

 

(愛媛朝日テレビ)

 牧病院の方だが、今のところ他に発症というか、風邪とかの症状がある方っていうのはいるのか。

 

(知事)

 (他に症状がある方がいる)というのは聞いていないですね。ですから、全員に健康観察をやりますんで、何かちょっとでも出たらすぐにやると、対応すると、こんな姿勢、緊張感というのは今後とも続いていくことになると思います。

 

(読売新聞)

 今日ですね、関西の3府県について緊急事態宣言が解除される見通しなんだが、このことについて知事の考えと、特に対応に追加とか変更はないということでよろしいか。

 

(知事)

 ないです。ありません。なおかつですね、解除されたとはいえ、県境をまたぐ移動の自粛というのは全国に国が求めているところですから、そういう意味では、本当に変更は全くないと。で、関西の状況がどうだっていうのは、私ももう地元のことが手いっぱいなんで、細かいことが分かりませんから、コメントしようがないんですけど、ただ、感染がゼロだから解除っていうわけではないみたいですね。あの、基準どおりですから。感染は出ているんだけども解除ということになったということは、専門家会議の決定だったのかなというふうにだけは思いますね。

 

(南海放送)

 警戒期から縮小期への移行という点なんだが、昨日も毎日検討していますということを言われたたが、三つの要件のうち、その入院患者がおおむね10名未満というものが一つあった。その後、その医療体制の強化等が進められているので、一概にそれ以上増えると医療が逼迫(ひっぱく)するという状況ではないかもしれないが、来月1日以降、警戒期から縮小期に移行するか、または警戒期を継続するのかといった点はいかがか。

 

(知事)

 そうですね。またちょっと分からないですね。今後もまだ散発的に出てくる可能性もゼロではないと思っていますので、この囲い込み以外のところからですね、そういったことも注視していかないといけないかなというふうには思っています。

 

(朝日新聞)

 ちょっと以前の会見で、知事も言われたと思うが、連休期間中に、(連休期間中)の人出なんかについての取りまとめというのはもう、手元ではまとまっているのか。まとまったら公表するというようなことを言われていたような。

 

(知事)

 あの、県全体のですか。

 

(朝日新聞)

 はい。

 

(八矢副知事)

 はい。資料として。

 

(知事)

 あります、あります。

 

(朝日新聞)

 ありますか。

 

(知事)

 はい。県全体の移動の感じですよね。

 

(朝日新聞)

 そうですね。

 

(八矢副知事)

 第2波対処戦略を公表させていただいた時に、交通結節点の状況とか、あるいは観光地の状況の主な数字を、資料の中に入れさせていただいたと思います。

 

(知事)

 ええ、出したと思いますけど。

 

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