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災害時福祉人材マッチング制度について
マッチング制度の前提
- マッチング制度は、福祉支援人材が不足している市町と、支援の意思がある会員が所属する団体との間に県が入り、市町のニーズにマッチする人材の情報を提供するものです。
- 情報提供を受けて登録者として決定した市町は、平時から登録者を含めた関係者との連携を深め、災害時の要配慮者支援の充実を図っていくこととなります。
- マッチング後の登録者本人とのやり取り、登録者の連絡先変更などの情報の管理は、必要に応じて市町において実施します。
マッチング制度の流れ
- 2-(1)災害時福祉人材(現役の福祉専門職の方を対象)
マッチングの流れはフロー図2-(1)[PDFファイル/116KB]を参考にしてください。
- 2-(2)災害時福祉ボランティア人材(福祉専門職の離職者やOBの方を対象)
マッチングの流れはフロー図2-(2)[PDFファイル/38KB]を参考にしてください。
応募できる範囲
マッチング制度の応募先は、在住市町や近隣市町に限定されることはありません。応募者の意向に応じて、応募先を選択してください。
登録者の活動内容、活動場所、活動期間
活動内容
災害時においては次のような活動を行います。
- 要配慮者からの相談対応、心のケア
- 要配慮者の状況の確認、要望(ニーズ)の把握
- 一般避難所から要配慮者を見つけ出し、適切な支援・場所への誘導
- 要配慮者への日常生活支援(移動支援、食事介助、排泄介助、入浴介助、手話通訳、要約筆記、音訳、点訳等)
平常時においては次のような活動を行います。
- 自治体等が開催する研修や訓練への参加等
(具体的にどのような活動を行うかは市町との協議により決定します。)
また、2-(2)福祉ボランティア人材は2-(1)が行う上記支援を補助します。
マッチング人材として求める職種は、支援活動が、主に介護、福祉に関することであるため、高齢者介護職員、障がい者介護職員、介護福祉士、社会福祉士、保育士、ケアマネージャー、精神保健福祉士を想定しています。
活動場所
活動場所は、基本的に一般避難所及び福祉避難所とします。
(具体的な活動場所については登録決定後、市町との協議により決定します。)
活動期間
活動期間は、活動開始時から、活動する一般避難所や福祉避難所が閉鎖されるまでの間で、登録者本人と相談のうえ各市町が定める時点までとします。
災害の時間経過でいえば、概ね混乱期(避難所開設後)~応急復旧期まで、場合によっては復旧期までを想定しています。
- 混乱期(当日~3日):避難行動、避難
- 応急復旧期(4日~2か月):避難生活導入
- 復旧期(2か月~6か月):避難生活、仮住まい
登録者の活動費用
2-(1)現役の福祉専門職
- 活動費用は有償とします。
- 経費は、人件費、旅費及び宿泊費の実費とし、最終的には所属する施設、事業所等から各市町へ請求及び実績の報告をします。
- 登録者の活動は、登録者が所属する法人の業務命令に基づき実施されることとなります。よって、活動した登録者に対する賃金の支払いについては、各登録者が所属する法人から、各法人の賃金規定に基づき支払われることとなります。
2-(2)災害時福祉ボランティア人材(離職者・OB)
- 無償(ボランティアでの活動をお願いします。)
ご協力いただく福祉専門職の方、福祉専門職の離職者・OBの方にお知らせ
現在、災害時福祉人材マッチング制度への登録者を募集しています。
ご協力いただく福祉専門職の方、福祉専門職の離職者・OBの方は次のページをご確認いただき、登録をお願いいたします。
愛媛県災害時福祉人材マッチング制度登録者研修会の開催について
県では、愛媛県災害リハビリテーション連絡協議会への委託により、発災時に「災害時福祉人材マッチング制度」の登録者及び登録希望者の介護・福祉の専門職を対象にした研修会の開催を予定しています。
令和5年度の開催については、詳細の決定後、改めてお知らせします。