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感染症及び食中毒
平成15年11月感染症法律が一部改正され、感染症はその感染力や重篤性など危険性に応じて5種類に分けられるようになりました。
1感染症分類(令和元年)
一類感染症
危険性が極めて高い感染症
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、南米出血熱、痘そう、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱
二類感染症
危険性が高い感染症
急性灰白髄炎、結核、重症急性呼吸器症候群(SARS-CoVに限る)、中東呼吸器症候群(MERS-CoVに限る)、ジフテリア、鳥インフルエンザ(H5N1)、鳥インフルエンザ(H7N9)
三類感染症
危険性は高くないが、特定の職業への就業によって集団発生を起こし得る感染症
腸管出血性大腸菌感染症、コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス
四類感染症
動物、飲食物等を介して人に感染し、健康に影響を与えるおそれがある感染症
E型肝炎、ウエストナイル熱など44疾患
五類感染症
発生動向調査に基づいて情報提供し、発生・拡大を防止すべき感染症
アメーバ赤痢、ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く)など48疾患(全数把握は24疾患)
2発生状況
令和元年中に発生し、届出のあった感染症及び食中毒患者数は、次のとおりです。
一類感染症の発生はありませんでした。二類感染症は結核が147件、三類感染症は腸管出血性大腸菌感染症が17件発生しました。四類感染症は、A型肝炎が2件、E型肝炎が3件、重症熱性血小板減少症候群(SFTSVに限る)が3件、デング熱が1件、日本紅斑熱が10件、マラリアが1件、レジオネラ症が16件、レプトスピラ症が1件となっています。
食中毒患者数は165人となっています。