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行革甲子園
「行革甲子園」とは、地方自治体が取り組んできた「行政改革」の取組を発表し表彰する、行革先進県愛媛を象徴する本県独自の大会です。
自治体間でアイデアやノウハウを共有し、自らの取組に活用していただくことで、行政改革の更なる推進を図ることを目的に、これまで7回(H24、26、28、30、R2、4、6)開催しました。
国内外の先進的な取組みのアイデアやノウハウを共有することにより、全国の市区町村において、イノベーションに結びつく政策立案に役立ててもらいたいと考えています。
行革甲子園2024~地方公務員が放つ!愛顔あふれる未来への一打~
「行革甲子園2024」の開催に当たり、全国の市区町村に取組事例を募集したところ、35都道府県の78市区町村から97事例もの応募をいただきました。
(当日の模様は最下部のアーカイブ動画をご覧ください)
審査結果
令和6年11月8日(金曜日)に1次審査を突破した7団体によるプレゼンテーションが行われ、6名の審査員と
参加者オンライン投票の結果、
福知山市(京都府) 福知山市廃校 Re 活用プロジェクト
がグランプリを受賞しました。
また、
湯沢町(新潟県) デジタル技術を活用した労働環境提供・効率化事業
余市町(北海道) 産官学による広域防災連携が取組むランニングストック方式による防災備蓄の推進
が審査員長特別賞を受賞しました。
当日の内容
1 日時
令和6年11月8日(金曜日)12時30分~17時
2 場所
松山市民会館中ホール(松山市堀之内)
3 出席者
中村時広愛媛県知事、外部審査員、県内市町長ほか
4 一般参加者
全国の自治体職員、公務員を目指す大学生、自治体事業に関わる民間企業の方 等
5 内容
(1)書類審査を通過した7団体によるプレゼンテーション
(2)特別企画
韓国・金堤(キムジェ)市による人口減少対策の先進事例講演
講演者:金堤市 企画監査室長 キム・ヨンヒョン氏
(金堤市長 チョン・ソンジュ氏によるビデオメッセージあり)
テーマ:「ローカルヒップ(Local hip)!金堤に転入届を出しに来ました!」<外部リンク>
(↑クリックすると当日の講演動画にリンク↑)
【金堤市の概要】
・大韓民国全北特別自治道の中部にある人口約8万1千人の都市。韓国の農耕文化発祥の地であり、金堤碧骨堤(ピョッコルチェ)等の農業遺産が残る一方で、世界最長の堤防を誇るセマングム干拓地の開発も進む。
・韓国で唯一地平線が見える地理的条件や農業遺産を活用したイベントの開催等により交流人口の拡大を図っているほか、2018年には、転入者や青年就業者への手厚い支援を盛り込んだ条例を制定するなど、青壮年層の流入を促進することで、千人以上の人口増を実現している。
・韓国の中央行政機関である行政安全部が毎年開催している「人口減少対応優秀事例競進大会」の2023年大会で、行政安全部長官賞を受賞。
(3)参加者交流会(3大会ぶりの開催)
1 開催日 令和6年11月8日(金曜日)17時45分から19時15分
2 場所 松山三越6階E3(イースリー)ホール(松山市一番町3丁目1-1)
3 参加者 全国の自治体職員、事例発表者、市町村議会議員、金堤市関係者等47名
6 発表事例
市区町村名 | 都道府県名 | 取組事例名 | 表彰事例(発表動画へのリンク) | 事例概要 |
---|---|---|---|---|
余市町 | 北海道 |
産官学による広域防災連携が取組むランニングストック方式による防災備蓄の推進 |
審査員長特別賞<外部リンク> | |
山形市 | 山形県 | 救急DXで市民の命を救う |
個別賞<外部リンク> 「自治体間連携で住民福祉向上につなげたで賞」 |
|
湯沢町 | 新潟県 | デジタル技術を活用した労働環境提供・効率化事業 | 審査員長特別賞<外部リンク> | |
豊根村 | 愛知県 | 村職員採用方法を奇抜に見直し ~試験に「ご当地検定」導入~ |
個別賞<外部リンク> 「おらが村の創意工夫あふれるで賞」 |
|
福知山市 | 京都府 | 福知山市廃校Re活用プロジェクト | グランプリ<外部リンク> | |
今治市 | 愛媛県 | 全国初!地方版空き家バンクシステムと全国版空き家バンクシステムとのAPI連携による移住の促進 |
個別賞<外部リンク> 「職員負担軽減と課題解決を同時に実現しているで賞」 |
|
北九州市 | 福岡県 | 職員一人ひとりがイノベーター DXで実現する未来の働き方 ~ローコードツールを活用した全庁的なDXの推進~ |
個別賞<外部リンク> 「職員全員の努力の賜物で賞」 |
7 審査員
審査員長 椎川 忍 (一財)地域活性化センター常任顧問
沼尾 波子 東洋大学 教授
太田 響子 愛媛大学 教授
小室 将雄 有限責任監査法人トーマツ パートナー
神井 弘之 日本大学大学院 教授
中村 時広 愛媛県知事
これまでの「行革甲子園」について
愛媛県では、県内市町と連携し、平成24、26年度に行革甲子園を開催しました。また、平成28年度から対象を全国に拡大し開催したところ、全国の市区町村から多数の先進的・独創的な行政改革事例の応募があり、発表事例等を参考に、類似の取組が他の自治体で取り入れられるなど、先進事例の「横展開」に高い効果が認められています。
「行革甲子園」の開催状況等
- 行革甲子園2012(平成24年10月10日開催)
- 行革甲子園2014(平成26年8月25日開催)
- 行革甲子園2016(平成28年11月1日開催)
- 行革甲子園2018(平成30年8月30日開催)
- 行革甲子園2020(令和2年11月13日開催)
- 行革甲子園2022(令和4年8月26日開催)
- 「行革甲子園」は、「全国知事会先進政策バンク」の優良事例として表彰されました。<外部リンク>
「えひめ行革大賞」・「グランプリ」・「審査員長特別賞」を受賞した取組
「行革甲子園」(H24、26、28、30、R2、R4、R6)で発表した事例の中から、今後、それぞれの自治体において更なる行革の取り組みを進めるにあたり、最も参考となる事例を審査員等が評価し、平成24、26年度には、「えひめ行革大賞」、平成28年度からは、「グランプリ」として表彰しました。また、平成30年度及び令和2年度にはグランプリのほか、「審査員長特別賞」を表彰しました。
年度 |
取組事例名 |
市町村名 |
取組内容 |
|
---|---|---|---|---|
行革甲子園 (平成24年度) |
未来せいよ創造プランプロジェクトの実現 | 西予市 | ||
行革甲子園2014 (平成26年度) |
「公の施設等評価及びあり方方針」の策定~自らの市のことは自らが考え、創る~ | 今治市 | ||
行革甲子園2016 (平成28年度) |
「書かなくていいの?」~証明書の申請をかんたん・スピーディに~ | 北海道北見市 | ||
行革甲子園2018 (平成30年度) |
【グランプリ】 窓口一本化の保安指導で防災体制を強化(新規財源の確保) |
松山市 | ||
【審査員長特別賞】 「百年の森林構想」と「ローカルベンチャー」による地域資本の価値向上への取組 |
岡山県西粟倉村 | |||
【審査員長特別賞】 住民の血税を考えれば共同化をやらない理由はない!~各種情報システムの共同化と新たなサービスの実現~ |
新潟県三条市 | |||
行革甲子園2020 (令和2年度) |
【グランプリ】 地理情報システム(GIS)導入による業務効率化に関する苅田町の取組について |
福岡県苅田町 | ||
【審査員長特別賞】 下水道マンホール蓋を活用した有料広告事業の取組 |
埼玉県所沢市 | |||
【審査員長特別賞】 全国初!町内全域自営Lpwa通信網の整備 |
久万高原町 | |||
行革甲子園2022 (令和4年度) |
【グランプリ】 地方公務員が一般社団法人を設立して町の財源を生み出す@栃木県茂木町 |
栃木県茂木町 | 概要版 [PDFファイル/217KB] | 詳細版 [PDFファイル/248KB] |
【審査員長特別賞】 脱炭素で地域事業者のサステナブル経営を後押しするSDGs未来都市の挑戦 |
鳥取県日南町 | 概要版 [PDFファイル/239KB] | 詳細版 [PDFファイル/417KB] | |
行革甲子園2024 (令和6年度) |
【グランプリ】 福知山市廃校Re活用プロジェクト |
京都府福知山市 | 詳細版 [PDFファイル/1.11MB] | |
【審査員長特別賞】 デジタル技術を活用した労働環境提供・効率化事業 |
新潟県湯沢町 | 詳細版 [PDFファイル/480KB] | ||
【審査員長特別賞】 産官学による広域防災連携が取組むランニングストック方式による防災備蓄の推進 |
北海道余市町 | 詳細版 [PDFファイル/395KB] |
評価のポイント
「創(そう)」・「効(こう)」・「種(しゅ)」の3拍子揃った取組を評価しました。
- 創…創意工夫あふれる取組
- 効…費用対効果の高い取組
- 種…他にアイデアの種を提供する取組
題字:愛媛県立三島高等学校書道部の皆さんに書いていただきました。
「行革甲子園応援企業」を募集しています!
愛媛県では、行革甲子園の趣旨に賛同して、大会開催の周知や応募事例のPRなど日常的に行革甲子園の取組みを支援する行革甲子園応援企業を募集しています。
行革甲子園応援企業の登録手続き等については、行革甲子園応援企業認定制度実施要項[PDFファイル/163KB]をご覧ください。
「行革甲子園応援企業」第1号を登録!
行政マガジン『ジチタイワークス』を発行している株式会社ホープ(福岡市)<外部リンク>を行革甲子園応援企業の第1号として登録しました。
なお、株式会社ホープは、令和3年12月1日付で持株会社体制に移行し、『ジチタイワークス』の発行等の事業は、株式会社ジチタイワークス<外部リンク>に事業承継されており、同社に行革甲子園の応募事例紹介など様々なPRを行っていただいています。