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認知症高齢者グループホームの紹介:Fグループホーム
Fグループホーム
~心身ともに健康な生活を~
自分で安全確保や健康管理が困難な認知症高齢者をグループホームでどう支えていくのかは非常に難しい問題です。
Fグループホームでは入居時に、ご家族にケアの方針について説明しています。
まず初めに、「自由」と「安全」とは相反関係にあるということを説明しています。
日常生活において「安全」を優先すると、「転倒したらいけないので座ってて」とか「じっとしてて」というようになります。つまり安全を優先すると、お世話のし過ぎで、利用者の自由を奪ってしまうこともあるのです。
確かに、座っていれば転倒する危険性はありません。でも、転倒するかもしれないからといって、ただ椅子に座っているだけの生活って、利用者本人やご家族の方が本当に望んでいることでしょうか?
また、反対に「自由」にしていただくとどうなるか?
当然、転倒などのリスクは高くなります。「グループホームだから安全と思って預けていたのに、転倒したとはどういうことですか」とご家族から言われたこともあります。
ここに、ご家族のご理解が必要なのです。
利用者に、人としての当たり前の生活をして頂くことこそ、グループホーム本来の役割だと思います。
利用者が自分で選べて自分でできるということを守ってあげるのが、グループホームのケアです。できないことより、できることに目を向けてケアを行うのです。
もちろん、転倒防止などの安全対策は万全に行ったうえでということになりますが、そういう自立支援のケアを行うことにより、利用者の身体の健康だけでなく、「自分は役に立っている、必要とされている」という充実した気持ちで、心身ともに健康な生活を送って頂くことにも繋がると思います。
(注)写真と本文とは関係がありません。
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