高齢者虐待の状況について

ページID：0011575 更新日：2023年12月22日印刷ページ表示

　「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」（高齢者虐待防止法）に基づき、各市町では、高齢者虐待の防止に取り組んでいるところですが、令和4年4月1日から令和5年3月31日までの1年間に、県及び各市町で、事実確認・対応した高齢者に対する虐待の状況等について取りまとめたので、お知らせします。

　なお、概要は次のとおりです。

1.養介護施設従事者等による高齢者虐待の状況等

　養介護施設の従事者等による高齢者虐待については、市町に23件の相談・通報が寄せられ、そのうち虐待の事実が認められたものは、12件（身体的虐待、心理的虐待、介護・世話の放棄・放任）となりました。

　なお、虐待が発生した施設においては、再発の防止に向けて、職員研修の実施や勤務体制の見直し、虐待防止対策委員会の開催等が行われ、状況は改善されています。

2.養護者による高齢者虐待の状況等

　養護者による高齢者虐待については、市町に288件の相談・通報が寄せられ、虐待の事実が認められたものは、103件でした。

　各市町は、虐待者からの被虐待高齢者の分離、介護サービスの利用支援等の対応を行い、高齢者及び養護者双方の支援をしています。

3.詳細(令和4年度の状況)

愛媛県内の高齢者虐待対応の状況 [PDFファイル／433KB]

参考

虐待の類型や通報・相談窓口

介護する：高齢者虐待の防止

通知等

　養介護施設従事者等による深刻な高齢者虐待等の事案が複数報道されていることに鑑み、高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律（平成17年法律第124号）に基づく対応の強化をするため、厚生労働省から留意事項等が示されました。なお、各高齢者施設・事業所に対して、虐待防止に向けた注意喚起及び令和3年度基準省令等の改正により義務付けられた「虐待防止措置」を期限内に講ずるよう改めて通知しています。（令和5年7月20日付け長寿介護課長通知）

施設・事業所における高齢者虐待防止のための体制整備（令和3年度基準省令改正等に伴う体制整備の基本と参考例）

　各施設・事業所において新たに取り組みを始める場合や、すでに進めている取り組みを振り返る場合などにぜひご活用ください。

施設・事業所における高齢者虐待防止のための体制整備（令和4年3月：社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究・研修仙台センター作成）[PDFファイル／27.92MB]

高齢者虐待防止学習テキスト

　施設・事業所におかれましては、社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究・研修仙台センターの高齢者虐待防止学習テキスト[PDFファイル／2.57MB]やストレスマネジメント支援テキスト[PDFファイル／30.08MB]等をご活用いただき、改めて虐待防止の徹底を図るとともに、利用者、入所者の尊厳の保持と人権の擁護に根差した適切な処遇に努めていただきますようお願いします。

このページに関するお問い合わせ先

長寿介護課　介護事業者係
〒790-8570 松山市一番町4-4-2
Tel：089-912-2432 Fax：089-935-8075

メールでのお問い合わせはこちら

＜外部リンク＞

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。（無料）