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東予地方局では、障がいのある方の就労継続を支援するネットワークを強化するため、令和4年12月19日(月曜日)に「働く障がい者交流サロン(in今治)」を開催しました。
当日は、障がいを抱えて働く方々に加え、事業所、就労支援機関等から、会場に36名、オンラインで4名、合計40名の方々が参加し、それぞれの「働くこと」「働き続けること」についての経験談や想いを共有し、「自分らしく働く」ことへの理解を深めましたので、その様子をご紹介します!
東予地方局長の「互いの経験を共有し、それぞれの想いに共感するとともに、地域がネットワークを結び、障がいについての理解を一層深める機会にしてほしい」とのあいさつに続き、令和4年度一般就労障がい者ピアサポーター養成研修受講者から、ピアサポーター養成研修を受講しようと思ったきっかけや、働くうえで心掛けていることなどをお話しいただきました。
(エピソードトーク要旨)
福祉事業所に1年9ヶ月通った後、郵便局に就職しました。家族や友人、職場の人達とのコミュニケーションを大切にしながら仕事に取組んでおり、2年以上勤務を継続できたことをうれしく感じています。
また、支援機関からの勧めでピアサポーター養成研修を受講したところ、職種が違ってもみんな頑張っていること等を知り、とても励みになりました。研修受講後は仕事を休むことが減っており、新しい目標を持つこともできました。これからも、ピア活動を通じていろいろな人と繋がりを持ち、前向きに頑張っていきたいと思います。
次に、障がいのある方と一緒に働いている、株式会社 母恵夢本舗 総務部 村山 千恵さんから「職場でのサポート事例」について御紹介いただきました。
一緒に働く人の障がいについて職場全体でできる限り理解すること、適性も考慮して任せる仕事を決めること、とりわけ「無理をせず働き続ける」ことが大切だと考え、勤務時間や仕事内容等、その人に合った働き方を検討しているというお話や、タイマーやグラフ等を用いながら個々の達成目標を立て、支援しているといったお話に、会場の皆さんも大きくうなづいていました。
続いて、4~6人のグループを作り、「困った時に役に立った“お助けエピソード”」「私のストレスサインと対処法」「働き続けるために大切にしたいこと」について、それぞれの考えやエピソードを共有しました。
(各グループでのトーク内容【抜粋】)
また、企業担当者や支援機関の職員のグループでは、「障がいをもつ方々の就労継続支援に必要なこと」というテーマで話を進めました。
(トーク内容【抜粋】)
フリートークでは、自由に席を移動しながら、エピソードトークやグループトークで伝えきれなかったことなどを含めた情報交換や仲間づくりを行いました。
また、サロン実施後のアンケートでは、「自分も頑張ろうという前向きな気持ちになれた」「グループトークでいろいろな人と意見交換ができてよかった」といったお声も聞くことができました。